#1 なぜ家康は東海道を整備したのか
街道整備の目的とは
徳川家康が江戸に入府したのは1590年(天正18年)のこと。それから11年後の1601年(慶長6年)正月、家康は東海道の整備を命じ、宿駅伝馬制の整備がはじまった。東海道筋の宿場町には「伝馬朱印状」と「御伝馬之定」を交付されたが、街道整備の目的は何だったのだろうか?
目的として考えられるのは、やはり、
①東日本と西日本の二元統制のための情報通信網の整備
②領国経営のための物流網整備
の2点があったと思う。
1600年(慶長5年)9月の関ヶ原の戦