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【実は支出管理が大切なのかも】 感想:『1億円貯める人のお金の習慣 』 藤川 太

はじめに

簡単にまとめると
短期でお金を増やす方法はないので、高い貯蓄率で長期運用することで資産を作りましょう

という本だと私は思いました。

感想

お金に関する講義を考えたときに、1億円というのはひとつのトピックスになると考えています。
区切りもいいですし、富裕層とされる資産額です。
そう、富裕層なんです。
ですからそう易々と達成はできないと思うのですが、どんな習慣があれば貯まるのでしょうか。

おそらくは天引きなどで元手を築いて、株式や不動産投資によって資産形成をすることになるのだと思います。
が、生半可な額ではなかなか届かないような?

労働政策研究・研修機構の発表する2012年のユースフル労働統計が紹介されていました。
一般労働者の男性の生涯年収は大学/大学院卒で2億5180万円、高卒で1億9000万円なのだそうです。

これはあくまでも額面なので、現金の預金のみで1億円を貯めるには手取りの半分以上を貯金しないと達成できません。
さすがにこれは非現実的ですよね。
ですから運用が不可欠です。
そして時間を使って複利効果を最大限活かす他なさそうです。

本書では年利5%で30年運用という条件で示されていました。
金融庁のつみたてシミュレーターを使って、その条件で1億円の金融資産を達成するのに必要な月々の積立額を計算してみたところ、毎月12万円の積立が必要です。
月12万円×年利5%×30年=9987万円でした。

読了後の意識/行動の変化

まぁやはり当然と言いますか、運用なしには資産形成は語れません。

月12万円の積立をどう捉えるかはそれぞれですが、いずれにしても相応の貯蓄率を維持する必要がありそうです。
貯蓄率を維持向上するには、収入を増やすか 支出を抑えるか しかありません。
つい収入や運用に意識が向かいがちですが、支出の管理が実はとても大切な要素なのでは?と思い始めました。


基本情報

リンク:1億円貯める人のお金の習慣
購入場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年4月15日
備考:


おわりに

短期間に簡単にお金を増やす手段はなさそうです。
当然ですよね。
高い貯蓄率と長期間の適切な運用、これに尽きるのでしょう。

読んで頂き誠にありがとうございます!
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

髙草木


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