【幸せは利己と利他の重なるところに】 感想:『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』 新井和宏
はじめに
私にとって、この本での重要な部分を簡単にまとめると
人生の目的は幸せになることで、その手段のひとつにお金がある。
働くことは他の誰かのため、その対価としてお金をもらう。
お金に縛られない生き方をするには、自分が必要とするお金を最小にしよう。
ということです。
感想
お金とは、について勉強をすすめます。
幸せ、お金、働くという3つのキーワードは今の私にとって、知りたいことの欲張りセット。
どんなことが書いているのかなと思いながら読み進めました。
幸せとお金の関係を著者はこう述べています。
確かにお金が生きる目的になるとしんどいですよね。
お金ってハッキリ数字で表せる分、勝ち負けが明確です。
ラスボスは世界の大富豪ですから、ここに勝負を挑むのは辛すぎる。
それよりも「自分が幸せに感じること」に対してお金を使えるようになると、勝ち負けの競争から逃れられそうです。
そんなお金を得るために私たちは働きますが、「働く」とは「傍(はた)を楽にする」ことなんだそうです。
私が働くことで誰かを楽にできているかな、と思うと同時に、私のできないことを他の誰か仕事としてやってくれるから、私は楽に生きられるのだなと思いました。で、その見返りがお金をもらうし払うのだということです。
幸せについて。
本書では、「最高の幸せ」とは利己と利他が重なる部分に生まれるのだと述べています。
でました。
最近私が好きなキーワード「利他」。
自分が好きでやっていること=利己的なことが、実は他のひとのためになっていたら、それは幸せなことだと容易に想像できます。
私が本を書きたくなった理由はここにありそうです。
文章を書くのは比較的好きですし、本を出すことで自分のブランド力を上げることが狙いですから、極めて利己的です。
でもその実、書いた文章は他の誰かのためになる可能性があり、利他的な側面を持っています。
つまり、本書の指摘する利己と利他が重なる部分です。
だから楽しく幸せな気分で本を書くことができたのかなーと思いました。
読了後の意識/行動の変化
そんなお金に縛られないために、著者は、
と言っています。
その通りなのですが、意外と気づいていなかったと思いました。
つい、年収は〇〇万欲しい!とか思っちゃいますしね。
「これだけあれば充分」という基準ができたら、さらに楽に生きられそうです。
基本情報
リンク:幸せな人は「お金」と「働く」を知っている
入手場所:Kindle Unlimited
読み始めた日:2024年5月1日
備考:読書ノート10冊目
おわりに
若い人を意識した本ですが、オジサンにも刺さりました。
私は文章を書くことを通して、最高の幸せを目指しているのかもしれません。
読んで頂き誠にありがとうございました。
髙草木
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