「楽しさ」と「やりがい」を分けて考える

趣味を仕事にしよう

そんな話に通じるような気づきがありました。

それは「Think clearly」という本を読んでいて、
楽しさとやりがいの両方を目指す
という一文を読んだからです。

楽しさとやりがいとは?

本書では「楽しさ」と「やりがい」について
次のような紹介がされていました。

「快楽の要素」は直接的な楽しみであり、
「意義の要素」はその瞬間に意義を感じる私たちの感情だ。

「快楽」と「意義」…
これがいわゆる「楽しさ」と「やりがい」。

さらに具体例として…

たとえば、チョコレートを食べるのは多くの人にとって快楽の要素が大きいが、意義の要素はごくわずかだ。それに対して高齢の女性が道を横断する手助けをするときには、快楽の要素はわずかだが、意義の要素は大きい。

このような説明がありました。

この例に出てくるように
自分の好きなものを食べるときは楽しさが大きく、
やりがいというのは小さい。

このほかにも仕事などにも当てはめられます。

仕事に関しても、「意義」の果たす役割は大きい。特に若い人たちの場合、給与が少なくても、「意義のある」プロジェクトに参加できる仕事を選ぼうとする。

仕事では楽しさよりもやりがいが
重視される傾向にある…

そう考えると冒頭の
「趣味を仕事に…」
は楽しさの方が大きいようなイメージ。

それが良い悪いと言うわけでは無いですが、
楽しさとやりがいのバランスが崩れると
結局継続が難しいんじゃないかと考えました。

趣味は趣味だからこそ楽しめる、
そこにやりがいや金銭的な報酬が発生してくると
純粋に楽しめなくなるそんなように思います。

本書の著者の主張としては
楽しさとやりがいを交互に繰り返すのが良いのでは?
と提案されてました。

一番いいのは、「意義」のある何かと「楽しみ」のための何かを、交互にくり返すことかもしれない。
ちょっと世の中のためになることをした後には、一杯のビールを楽しむというように。

このように楽しさとやりがいを
一緒くたんにするのではなく、
それぞれ分けて考えることが働く上でも
重要なのかもしれない…

そんな気づきにつながりました。

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