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分娩台に乗ってから20分。43歳 初産in Paris

ということで。
遂に。漸く。
日本の予定日(40w)からは12日過ぎ、フランスの予定日(41w)からは5日過ぎで産まれて参りました👍🇲🇫🇯🇵

産みの母は兄も私も2週間予定日より早かったので実は絶対6月頭だ!と信じてまして。それがまさかの月末。
しかもなんと母子 同じBirthday.

むむ、やるな!!間違いなく狙って来たでしょー!と。笑

そして分娩台に乗ってからイキムこと3回。時間にして20分の出産(☉。☉)!
で、3255g/50cmの女の子を出産致しました(•‿•)(•‿•)

で、今回はフランスのパリにある家から一番近い国立の総合病院で出産したのですが。ここは年間2500人以上の赤ちゃんを取り上げる総合病院で。それについて諸々面白かったので書いて行きます。

先ずコチラでは妊娠判明と共に婦人科健診と産院申込み(サイトが有るのでそこを通じて第3候補まで申請)が行われます。
婦人科は気基本12w〜5ヶ月まで。6ヶ月からは産む産院にて受診。ここでSage femme呼ばれる助産師さんを中心とした方達とやり取り、Eco、血液検査等を通して~9ヶ月までは1~2ヶ月に一度、10ヶ月に入ってからは1週間に一度。予定日を過ぎると2日に一度の検診を受けます。
私の場合、フランスの予定日を過ぎても全く産まれてくる気配は無かったので(それ以前に計画的分娩をしたい旨を伝えたがフランスではそれは基本却下されるみたい。出来るだけ自然にとのこと。)Maxまで様子見ましょう、との事で予定日から5日目の6/25に最終受診。でその日は普通に家に戻れると思っていたら何だか話の流れからMornitaringをしてる最中からこのまま入院という事になり陣痛バッグも何も持ってきて無かったのでそれは後ほどオットが取りに戻ってくれる事に。
でこの時の子宮口の開きは1,5cm.



説明すると陣痛=子宮の収縮で胎児を外に出そうとする動き。よく聞く陣痛促進剤とはこの動きを強調するホルモン剤(オキシトシン)
でその前に赤ちゃんが入ってる子宮の入口を子宮口と言うのだが普段閉じてるそこがMax10cmまで開いて初めて分娩台に乗って息むことで赤ちゃんを子宮から押し出して外の世界出す。
が。この出口となる子宮口がわずか1,5cmしか開いてなかったのこれを広げる為にバルーンやタンポンと呼ばれる物を膣内 子宮口付近に入れ1日待つ処置を行い。
知人がバルーンを入れて結構不快だったと言っていたのだが私はタンポンの方で(生理用のとちょっと違ってあれの形が羽子板形になったみたいなの)ほぼ不快感は無くモニタリングで胎児の様子と陣痛の生じている回数Check等を行うこと数時間。

mornitaring中

これにより夜中に陣痛発生。記録アプリで記録し始めて間隔1分、腰とお腹が取り出したいほど <いったーーーい、、(༎ຶ ෴ ༎ຶ)> もう無理、となったのが4-5am.
ここでナースコールにて子宮口の確認を打診。(日本だと子宮口5cm開いてたら硬膜外麻酔可能=無痛分娩)
この時点で2cm(╯︵╰,)。:゚(;´∩`;)゚:。
そしたら助産師さんがDrに確認して<モルヒネの静脈注射なら可能>との案を出して下さり。モルヒネ=痛み止めなので麻酔ほど強力では無いが痛みはかなり和らぐハズ。って事でお願いします、と即決。
このお陰で静注しながらモニタリングしながら眠れて気づけば9時過ぎ。
夜中にナースに打診したとき詳しい説明は無かったので携帯も何も持たずに部屋を出てオットには連絡出来て無かったのだが(汗)
モニタリングしながらモルヒネ入れてるので、つまりTubeに繋がってる訳で。勿論トイレにも行けず部屋に携帯取りにも戻れず。が、夫は普通に8時には病院来てくれていてそのままお部屋から必要な物や私の好きなスイカ、Cafeを買って持ってきてくれていた。(残念ながら水以外飲食禁止😅😅)
で同室で待機。暫く待ってそっから子宮口Checkしたら3cmまで拡大。フランスでは3cmで硬膜外麻酔出来る、とのこと。

でこのまま突入する?と聞かれて[Oui]と即答。
で準備して麻酔入れ始めたのが13時。
1時間毎に助産婦さんに依る子宮口の拡大の確認が有るがもう硬膜外麻酔で陣痛の痛み等
一切無いのでほぼ穏やかに寝て待つ状態。
オットも朝8時から病院に駆けつけてずっと側にいてくれたがロッキングチェアーで本を読んだり外で仕事の電話をしたり。一緒にうつらうつら寝てみたり。

5時に子宮口10cm Maxまで開いたから出産出来るよーー🇯🇵🇲🇫👍🥰と言われ、そのままそこが分娩室に。(笑)移動しなくて良いのね,
それは楽ちん。

はーい。分娩開始直前。


今まで一人で診てくれていた助産婦さんが同僚の助産婦さんをもう一人呼んできて
[この調子だと19時には産まれますよー]との事。

ふむふむ、と思いながらその場で手術着に着替え、キャップ被り助産婦さん達の準備を待つ。

もちろんオットは立ち会う。取り急ぎ下半身は術野で出血も凄そうなので(私も見えてない)頭側に居てもらい合図を待つ。

麻酔が効いてていつ息むのか明確でないのでモニターを見ながら助産婦さんの指示を待つ。

ここで上半身に力入ると筋肉が収縮しちゃうので下半身の下腹部だけに力を入れる様にして、特定の筋肉を意識。

又 [頑張るモード] だと交感神経優位になり筋収縮が起こるので兎に角 Reluxを心がけ副交感神経優位で筋肉を緩め赤ちゃんが出て来やすい様にi呼吸法とimage trainingをしながら言われたtimingでイキムこと3回。

何かがするんと出てくる感覚が有り Bebe出て来たよー>と助産婦さん。
ってか押し出す力がめちゃ強い!!こんなに早いのは稀。と助産婦さんに言われ胸元にへその緒が着いたBebeを抱かせて貰った。

感動、というよりも[こんなに大きい者が入ってたのかーー]という生命と生体の不思議に圧倒されてた感じ。

オットにへその緒を切って貰おうと打診したが辞退されたので助産婦さんにお願いし胎盤(プラセンタ)も見たい?と聞かれたが<食すメリットに科学的根拠無し>なので興味なし、大丈夫。と回答すると助産婦さんも私も同意見、と言ってそのまま悪露を出して貰う。

リラックスして出産出来たので会陰切開もなし。術後の縫合もほぼなし。痛みも体力消耗も無し。

生んだ直後に母子同室がフランスだと基本だがそれも問題なし。

無痛分娩って凄い!ってかそれでも陣痛時、十分過ぎる程痛かったのでこれ以上の痛みを経験する自然は絶対無理。汗 
いや、本当に自然出産で何時間も痛みに耐えている皆様、尊敬する。

でこちらの病院。年間2500個体以上取り上げるだけ有って物凄く無駄がない。
動きにも、設備にも無駄なし。勿論公立なので”Gorgeous感”はZeroだが必要なものは全て揃い出産に実際関わるSage-Femmeと呼ばれる助産婦さんはまあ皆さん素晴らしい。
陣痛を待つ間のお部屋も二人部屋を一人で使用。ナースコールをしたら基本必ず誰かは来てくれたし、医師が直接出てくるのは緊急性がある時だけだが助産婦さん達の連携もレベルも申し分なし。

産んでからのお部屋は完全一人部屋。Bebeを沐浴させられるShower台も付いててご飯も豪華では無いがプロテインと野菜豊富な、必ずチーズが添えられたものが出てくる。朝はCafe, Tea,Cafe au laitから選べる。

それ以外の保険の手続き、沐浴の仕方、名前申請、また各種の備品(生理ナプキン、おむつ、Bebeに必要なVitamin類、クリーム等)は常に補充されてBed Sheets交換も2日に1回ある。
更に困った事が有ったら駆け込むべき場所や病院のInfoもくれる。
でこれが全部国費で賄われる。
そりゃ1カップルで三人産むわ。笑

因みに同じく公立、国立でも病院によって用意されてる物、持っていくべきもの違う。

私の友達が産んだ医院は産んだ2日目カメラマンが来てBaby Photo Sessionが有ったり(記念としてDate購入可能) 又別の知り合いが産んだ処では術後の知りナプキン等の支給は無く持参だった。パジャマの用意が必要な所や旦那さんが宿泊可能なところなど同じPublicといっても個々に任されている感じが有る。

取り急ぎ私が出産した所は結果として大正解で今後が有るなら?こちらで是非お願いしたいと思う。笑




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