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暗号資産:スマートコントラクトとは


こんにちは〜!

以前にDeFiについてお話ししましたが、今日はその時に出てきたスマートコントラクについてより詳しく説明をしたいと思います。

スマートコントラクトは「もし〇〇の事象が起きたら、XXが実行される」という形式でコードが組まれています。

例えば、相対取引では「もしAさんがBさんに1EHT送ったら、BさんはAさんに400SUSHIを送る」

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「もし、ユーチューブの登録者が10万人を超えたら、そのユーチューバーに10EHT送られる」

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「もし、5日連続で温度が38度を超えたら、XX農家へ100万円補償額として送られる」

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利点

契約はイミュータブル(不変)であること。ただし、もし契約にバグがある場合、修正された新しい契約を作成しそれに乗り換えることが通例。バグのある契約もブロックチェーンには永久的に残ります。

契約はディストリビューテッド(分散型)であること。契約内容がそっくりそのまま実行され、人が介入することができません。契約内容もブロックチェーンに登録されるため、世界中のどこの誰でも参照することができます。

フラッシュローン

先ほど挙げた例はスマートコントラクトではなく、通常の相対取引契約でも同じことが実行できます。そこでスマートコントラクト特有の事例としてフラッシュローンがあります。これは莫大(何億円でも)の借入を、短期間(通常数秒)だけ行えるローンです。これが使われる例としてはアービトラージ取引が一般的です。また、スマートコントラクト自体、コーディングされた取引内容が利益を生むか否かもシミュレーションして確認することができます。

保険

では保険契約についてどのように実行されるか見ていきましょう。「もし、5日連続で温度が38度を超えたら、XX農家へ100万円補償額として送られる」の例ですと、スマートコントラクト自体が実際の気温がどれくらいだったかを認識する必要があります。この時に使われる情報源をオラクル(預言者)と言います。

ブロックチェーンでは、外部の情報を新たに検索することができません。ただ、契約に第三者の情報ソースを使うようにコードを組むことはできます。第三者の情報ソースとしてオラクルを使うことにより、幅広いスマートコントラクトが実行できます。オラクルは様々なデータを収集し、スマートコントラクトが使えるようにするサービスを提供しています。もちろん、情報源が改ざんされていないなどの信用があるオラクルのみが使われます。有名なオラクルの例でいうと、チェーンリンク(Chainlink)ですが他にも複数存在しています。

トークン・スイッチング

DEXes (分散型取引所)でよく見られる、2つのトークンで構成される流動性プールの場合もスマートコントラクトが使われています。例えば、SHIBとETHで構成される流動性プールの場合、流動性を提供する時にその時の1対1の割合で両方の通貨を提供します。その後、例えばSHIBだけが流動性プールから一部買われた場合、SHIBとETHの比重が変動してしまいます。この通貨の間では、SHIBの数量が減りETHが変動しないので、1対1の価値を保つためには、ETHの価格を下げる必要があります。この価格の調整をスマートコントラクトが自動で行うことができます。

家の購入

これはまだ実際の世界では見られないのですが、将来スマートコントラクトの面白い実用性が考えられる内容です。家の不動産登記をブロックチェーンで登録・管理するとします。そうすると家の保有者は、ブロックチェーンの台帳に記載された人です。家を売却する場合もブロックチェーンにて「XX円相当の代金が売主に送金されたら、自動的にブロックチェーンにて買主の名前が追記され、家の保有が転換される」などと行った内容で実行できます。これにより多大な不動産仲介料が削減される将来が来るかもしれません。株や仮想通貨・NFTを売買すると同じような気軽さで取引ができるようになるかもですね!

まだまだ投機的資産としての活用が多く、実用性についてはこれからどんどん発展していくものと思いますが、暗号資産は本当面白い世界ですね!今後の新しい商品や活用方法を注目して見ていきたいと思います!

では、素敵な日曜をお過ごしください!

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!