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暗号資産:話題のDeFiとは?

こんにちはー!

今日は少し難しいトピックなのですが、私自身すごい勉強を深めたい暗号資産関連です!今後暗号資産についても面白いトピックをピックアップして解説をしていきたいと思いますので、一緒に勉強していきましょう!今日の内容はこちらのブログ・ビデオを主に参考にしました。色々調査した中で一番わかりやすかったです。英語ですが非常にお勧めです!

DeFiとCeFiとは?

DeFi(ディー・ファイ)は“Decentralized Finance”の略で、日本語では分散型金融と呼ばれています。私たちが現在の日常で関わる金融といえば、銀行や証券会社ですがこれは逆のCeFi(シー・ファイ)”Centralized Finance”または中央集権型金融です。

Defiの理念としては、ある特定の機関や人が管理をして主導権を握るのではなく、暗号・ブロックチェーン・スマートコントラクトを使って環境・規律を整えることです。主導権を握るのがブロックチェーンやスマートコントラクトなので、人が介入するより速く、安く、確実・平等に物事が進むという考えです。

簡単な事例で比較してみましょう。例えばパウエルとイエレンの二人が次の相対取引をするとします(二人の写真はfoxbusiness.comより)。イエレンがUNISWAP(ユニスワップ)の暗号資産を渡す代わりに、パウエルは米ドルを渡します。お互いきちんと取引を履行することを担保するには、CeFiの環境ですとエスクローなどのサービスを利用することが必要で、取引を成立するために手数料が発生します。また、仲介人が実際に取引対価を確認したり、週末になれば稼働していなかったりと時間がかかってしまいます。

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さて、DeFiの環境下ではどうでしょう?スマートコントラクトを利用することにより、イエレンとパウエルが双方とも適当な対価を送って契約条件が全て満たされた時にのみ、自動的にイエレンには米ドルが、パウエルにはUNISWAPが引き渡されます。スマートコントラクトについてここでは細かい話はしませんが、名前の通り賢い契約でして、契約が実行される条件をプロブラミングすることにより、その後は人的に変更することは出来ず、強制的に契約内容に沿って履行されます。そのため、理論的には仲介人がいないので手数料も安く(現状、これは達成されておらず、ガスフィーという手数料がかなり高いです)、休日等も関係ないので速く取引を実行できます。また、ブロックチェーン上にあるので、契約・取引内容も公開されています(ただし、基本は契約者個人が誰か特定されるようなことはありません)。

DeFiとCeFiの比較(下記はこちらの記事から引用)

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DeFiは何に有効?

では、現実の世界に戻って来ましょう。このDeFiの特徴がプラスに働く例を考えてみましょう!私が「ブロックチェーンがこれからもっと重要になるかも」と思わせた事件が、今年のはじめに起きたゲームストップ($GME)の騒ぎです。(騒ぎの詳細はここでは触れないので、こちらの記事をご参考に)SNSサイトで個人投資家達が集まり、大手ヘッジファンドの空売りを潰しに行ったのですが、これをみて機関(SECや証券会社)は今までの市場ルールを捻じ曲げ、個人投資家の取引を制限しにいき、大手フェッジファンドのを守りにいったと一部では捉えられています。真実がそうでなくとも、ルールを決めている人々は無数無名な個人投資家より、お金・力を持っているヘッジファンドを優先したと考えてもおかしくありませんよね?世の中を見ても、お金を持っている人が決定権を持つのが資本市場の基本です。ここで、DeFiの環境下であれば平等な市場で誰もがプレイできるのが担保されるということです。大手プレイヤーが負けたとしても、ルールがきちんと履行されている限り機関に守られる措置はなく、誰もがハンデなしで戦えるということです。

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DeFiの実例

相対取引やゲームストップの事例を見てきたのですが、DeFiはピンポイントで「このサービス・商品」というものではなく、取引環境の前提を指しているのが伝わっていれば幸いです。次には、実際にDeFi環境を基に作られたビジネスをいくつか見ていきましょう。

貸付・借入のビジネスで大きく成長したCompound(コンパウンド)やAAVE(アーベ)は暗号資産を貸借りして、貸主は利子を得ることができ、借主は担保を入れて他の資産の借入もできます(借主も現状のモデルでは取引所を利用するインセンティブとしてコインが渡されます)。また、コンパウンドは自社の暗号資産も発行しているのですが資産保有者はガバナンスに対する投票権も付いてきます。現在の暗号資産の供給は179億ドルとかなりの金額で、マーケットキャップも18億ドルです!

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次に、分散型取引所(DEXes デクセス)です。通常の証券会社や暗号資産取引所では株や通貨をその企業に預けている状況ですよね。(暗号資産の場合は、取引所から自分のウォレットに移行することができますが。)デクセスの場合、ユニスワップがその一例で、liquidity pool based(流動性プールベース)にて暗号資産をスマートコントラクトに紐付け管理されます。ユニスワップのマーケットキャップは現在144億ドル!

その他にも、ステーブルコインや保険、デリバティブと様々な企業が商品を打ち出しています。もちろん、新しい技術な上、欠点・問題点もあります。

DeFiの欠点

もちろん、利点があれば欠点もあります。簡単ではありますが、リスクを見ていきましょう(下記はこちらの記事から引用)

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一番はバグです。もちろん、人間が作るソフトウェアであるが故に、バグはゼロにはなりません。実例で、DeFiのムーブメントでは古株であるMakerDAOでもバグによりハッキングされた歴史もあり、つい先日コンパウンドでもバグが発見されました。また、他にもバックドアアクセスキーが無いことを確認するための労力・時間が必要であったり、暗号資産のフォークやアップデートから起きる影響や、取引のがスフィーが高かったり、新しいものであるため他にも知らないリスクが潜在している可能性もあります。

まとめ

かなり盛りだくさんの内容となってしまいましたが、いかがでしたでしょうか?

今日お伝えしたかったこととしては:

・DeFiの理念:ブロックチェーンやスマートコントラクトが機関のベースになることで、人が介入するより速く、安く、確実・平等に物事が進むという考え

・ビジネス:まだまだ新しい業界なので、これからたくさんの会社やサービスが生み出されかつ無くなっていき、かなり面白い機会となる

・リスク:まだまだ新しい業界なので、良いと思った企業やサービスが潰れる可能性、投機性が高く価値に真の意味がなかったり、スマートコントラクトのバグによりハッキングが起きたりと、予期せぬことが起きかねません

自分のお金をDeFi環境に入れるかは別として、これからまだまだ注目の高い業界ですので、知識を高めるに越したことはないと思います!

ではでは、素敵な日曜をお過ごしください♫

皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!