The Tradedesk($TTD)のFY21.Q3速報【好決算!】
おはようございますー!
本日はザ・トレードデスクの速報です!(会社概要と前回決算の記事はこちら)
FY21.Q3:決算速報サマリー
売上:○、EPS:○、ガイダンス:○
売上
$301.1m / YoY+39%増(アナリスト予想:$283.52m)
・昨年の大統領選挙の影響を除くとYoY+47%
・グーグルの影響なし
*前年同期比で25%を超えていて、前期はコロナ対比で100%以上でしたが、今期からは平準化されたようです
EPS
Non-GAAP:$0.18 / YoY+40%増(アナリスト予想:$0.15)
*前年同期比で25%以上を達成していて、売上と同様の動きをしています
GAAP:$0.12 / YoY+42%増
*Non-GAAPとGAAPの差の大部分は$34.5mの株式報酬費用と$20mの税金
一株当たり営業CF
$0.26 / YoY +45%増 / vs EPS +118%増
*最低でも一株当たり営業CFがEPSより20%以上であること、今期は2倍以上を達成
ガイダンス
FY21.Q4
売上:最低でも388m YoY+27%(アナリスト予想:386.73m)
調整後EBITDA:175m
株式報酬費用は95mと少し高い予想、CEOへのKPI達成報酬によるもの
Non-GAAP EPS: 発表なしですが、FY21.Q3までの累計調整後EBITDAとNon-GAAP EPSの割合と今期の発行株数を用いると概算$0.28(アナリスト予想 $0.24)
見事、売上・EPS両方ともアナリスト予想を上回りました。
QA
決算コール内容を簡単にまとめました!
・来年について、メインドライバーは?来年の売上の季節性は、Q1は低い傾向?:2022年は今までにないエクサイトメント、規制環境は良い。iOSやサプライチェーンの影響もない。CTVは最高の状況、中間選挙もある。45上半期/55下半期のクライアント出費の傾向と見ているが、2020年はもちろんコロナでバランスが悪く、少しずつ戻っていくと予想。
・ウォルマートについて:まだ始まったばかりなので、これからを期待。eコマースは伸びているもののオフラインの方が大きく、オフラインとオンラインのギャップを繋げることのポテンシャルが非常に大きい。ウォルマートで販売する店舗とのインセンティブも同じ。
・ソラマーについて:まだ4ヶ月しか経ってないが、素晴らしい状況。特に離職が高くや採用が難しい中でのローンチと顧客からの高いフィードバック。UID2.0でデータが積み上がる中で、顧客への推薦内容もより充実してきている。また、顧客が見れる結果も客観的に示せることができ、次のあドバイについてもより厳選された選択をすることができる。
・ブランドからのUID2.0の採用率について、2022年の海外CTVについて:UID2.0の採用をすることにより、高いアド効果が獲得できることと、2023年のクッキーがなくなることによる促し。ピーコックとの提携は期待していて、同様に他の海外のコンテンツオーナーとの提携を進めている。
・売上1Bに到達するが、2Bに行くには?:現状のCTVでの市場割合、顧客満足度、効率的なプラットホームを提供することで、誰よりも早く5Bに到達できると信じている。確実にCTVでは勝たないといけない、とても細分化された市場。海外マーケットはまだ小さいが、競合他社よりも高い割合でかつより多く投資をしている。
何回かCEOからコメントがあり、印象に残ったのが「UID2.0を使用しないと不利」という認識が高まっているということでした。もちろん、CEOとしてはザ・トレードデスクが始めたムーブメントなのでこのようなコメントをするのが当たり前ですが、今後UID2.0がどのように普及して行くのかは注目ですね。
では、また次回よろしくお願いしまーす♫