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FIRE:不労収入資産のランキング

こんにちは!

今日は、先日紹介した Financial Samuraiから一つ記事、「不労収入投資のランキング」を紹介したいと思います。ここでは、もちろん前提として日本でいうiDecoやNisa等を全てやった上で、追加で構築していく資産です。

皆さんも定年後の準備はできているものの、結局は60歳くらいになってからでないと使えないお金で、より若くに金銭的自由を目指したいですよね。作者のSamも同様で、2008年から不労収入の資産を構築するのに力を入れていたようです。そこで、この経験から彼が資産のリスク、リターン、実行可能性、流動性、活動力と税金の観点から点数をつけてランキングをしています。このランキングはアメリカにおける内容なので、日本に住んでいたら100%使えるわけではないのですが、考え方としては大事だと思います。

ランキングの表

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表の見方としては、点数が高いほど優秀な投資対象です。なので、一番下が最優秀資産です。

・Risk/リスク:10点がリスクが低く、1点がリスクが高い

 ・Return/リターン: 10点は他の投資資産と比べて高いリターンが期待でき

・Feasibility/実行可能性:10点は誰でも投資が可能で、1点が投資するのに条件が複数ある

・Liquidity/流動性:10点は現金化するのに簡単かつペナルティもなく、1点は現金化に時間がかかる

・Activity/活動力:10点は投資資産に対してメンテナンス等の時間は一切なく収入が得れる

・Tax/税金:10点は節税や税金の優遇があり優良資産

最下位から順に見ていきましょう

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8.Peer-to-Peer Lending (P2P)/ソーシャルレンディング:始まった当初はリターンも高く人気もあったのですが、今となってはプラットフォームの競合も多くリターンも5−7%くらいとリスクが高い割には低いということです。

7.Private Equity Investing/企業への直接投資:これは前回紹介した内容と同じですね(こちらはシンジケートに特化していませんが)。やはりこちらで一番スコアが低くなる箇所としては流動性です。ファンドを通じても、直接投資をしてもエグジットには最低数年かかります。逆に強みとしては、投資家が出資後は活動が必要でないことです。

6.Certificate of Deposit (CD) / Money Market/譲渡可能定期預金:こちらは通常の定期預金とは違い、譲渡することが可能で金融市場で自由に売買できる商品です。P2Pと一緒で昔はある程度のリターンが期待できたのですが、今では利率が低すぎで、こちらも不労収入を構築するのには非効率な商品です。補足としては、住宅ローンを持っている方で現状より利子を下げられるのならば検討すべきとのことです。

5.Physical Real Estate/不動産実物:Samは個人的に非常に好きな不動産。5−10年住む場所が決まっているなら、購入することをお勧めしています、これはアメリカにおいては歴史的にインフレとともに資産価値が上がっていくからです。アメリカでは税引後で5−10%くらいの利回りが一般的で、もう一つ非常に重要な点はアメリカにおける不動産に対して税金メリットがあるということです。

4.Creating Your Own Products/自分の商品を販売:ここではSam自身が書いた本やブログからの収入を例として示しています。実際にブログやオンラインの本ですとコストも抑えられ、活動力としても低くて済むというところです。

3.Fixed Income / Bonds/国債:今のコロナのような将来の不明瞭さが高い場合、デフェンシブとしては非常に活躍するのが国債ですね。ボラティリティが低いので株と比較するとパフォーマンスが悪いという印象があると思うのですが、ここ20年間を見ると長期国債が勝っている部分もあるということです。ただ、国債で一番難しいのは金利の変動によっては価格も変動はあるので、今のインフレが懸念される局面だと気をつけないといけないですね。

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2.Real Estate Crowdsourcing/不動産クラウドソーシング:Samが一番今好きだという資産はこちらです。昔は大富豪レベルでないとアクセスできなかった商業不動産の投資を、一部だけでも購入できる仕組みがこのクラウドソーシングです。例としてCrowdStreetを上げているのですが、これはファンドマネージャーが投資先を選ぶのではなく、自分で投資対象を毎回選べるのです。もう一つはFundriseで、逆にファンド型でプロが選んでくる不動産投資なのでREIT株式と似ています。

1.Dividend Investing/配当金ありの株式:最高点を確保したのは、配当ありの株式でした!ちょっと意外かもしれませんが、端的にいうと安定した配当をだす会社は大手の歴史が長い会社が多く、株価のボラティリティも少ない上配当が得られます。また、他の指標でも流動性は高く、活動力もETFに投資すればあまりいりませんよね。

まとめ

Samがお勧めする不労収入投資ランキング:

8.Peer-to-Peer Lending (P2P)/ソーシャルレンディング

7.Private Equity Investing/企業への直接投資

6.Certificate of Deposit (CD) / Money Market/譲渡可能定期預金

5.Physical Real Estate/不動産実物

4.Creating Your Own Products/自分の商品を販売

3.Fixed Income / Bonds/国債

2.Real Estate Crowdsourcing/不動産クラウドソーシング

1.Dividend Investing/配当金ありの株式

これらの優先順位は自分のリスク許容度によっても変わってくると思います。リスクが同じ5点でも、ある人は「20%目減りしても別に気にしない」、ある人は「1%でも目減りすると居ても立っても居られない」と感じ方が全然違うと思います。

これらを考慮しながら、自分自身にとって一番最適のポートフォリオを考えて見ましょう。経済的自由を目指すにあたり、何らかの投資をしないと達成できないので、まず行動ですね。FIREへの道のりを少しでも短くできるよう参考になればと思います!

良い週末を♫


皆さま、読んでくださり本当にありがとうございます! これからより分かりやすく、メッセージを届けられるよう、今アニメーション作成等勉強中なので、応援いただけると嬉しいです!