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聞聴ラボと来年の抱負

いやー、今回の聞聴ラボもおもしろい時間だった。濃い時間だった。

なにがおもしろいって、・・・なんだろう?なんかよくわかんないけど、おもしろい(笑)。何か自分の中で確かに動き出すものがある。自分の中の何かが喜んでいる。これでよいとうなずいている。お腹のあたりがもぞもぞと動き出す。それがおもしろい。

聞聴ラボで思いつくままにあれこれ語っていたら、2024年のわたしの抱負が見えてきた。それは、出すこと、開くこと。

自分が思っていること、考えていること、感じたことを、noteに書く。誰かとの対話の中で、自分が感じていること考えていることをずいっと開く。やりたいなぁと思っている場を思い切って開く。そんな一年にしたいなぁ。

やりたい場は、アートde対話はもちろん続けたいし、それ以外にも、本を真ん中に置いて語りあう読書会とか、延々とオチもなく対話するラジオとか、やってみたいなぁ。働く、資本主義、女性、宗教といったテーマで、なんとなく感じていることを言語化したり、社会を理解するための視点を整理したりするような学びの場とか、いいなぁ。

色々やりたいけど、まずは、短い対話を録音して、逐語録を起こして、それを由梨さんとともにふりかえりをする会をやりたい。

このことについて、由梨さんが面白いことを言っていた。
この対話は、15分間、聴き手、語り手に分かれて行う。そして、聴き手は語り手の言葉を、ポイントポイントでそのまま繰り返す。ここまでは、まぁ割とよくあるやり方だ。でも、それをなぜやるのかの由梨さんの理由が興味深かった。

由梨さんは、語り手の感じている感覚や体感を自分(聴き手)も実感として感じたいから、同じ言葉を自分の口から繰り返すのだそうだ。そして、そうやって自分も声に出して感じるというプロセスを経ておくと、その言葉や感覚が自分の中に残っていくんだそうだ。

なるほどー。つまり、語りを聴きながら、一瞬一瞬アクティング(演じること)をしていて、そうすることで語り手自身に同期していってるんだ。おもしろい。

そのプロセスが決してわざとらしくならないのは、由梨さんの内的な実感が伴っていることが、語り手や周りの人にも伝わるからなんだろうな。そこに違和感がない。うわぁ、やってみたい。

由梨さんがいうには、これには一種の型稽古が必要なんだそうだ。その型を学ぶプロセスにおいては、わざとらしく感じたり、ぎこちなく感じたりするという経験を通る。そこを通らないと、その向こう側に行けない。なるほどなるほど。ぜひとも由梨さんが思う”型”を提示してもらって、その型をみんなで何度も繰り返し通って、向こう側に行ってみたい。これ、ぜったい楽しいやつ。

実は「聴くことを学ぶワーク」とか「逐語録を起こして振り返る」とかは、わたしは20年前から何度もやってきた。何度もやって、何度も挫折してきた。まさかここにきて再びやり始めるとは思っていなかったけど、やっぱりこれ、やりたいんだよな。今までのわたし自身の経験とは、似て非なる経験になる予感。今から楽しみすぎる。


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