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「女子大のすすめ」


▶私の中学高校時代

これまで私は共学に通っていた。
縁あって今の大学に通うことになり、私は女子だけの学校を経験している最中だ。

私自身のこれまでの学生生活は、人間関係的にほぼセルフ女子校だった。
だから、女子だけの空間にそこまで抵抗はなかった。むしろ性に合っていると思ったし、実際今でもそう感じている。


今の学校に入学するまでの期間に、私は女子校あるあるをネットで調べていた気がする。

・校内にいる数少ない男性の教師に恋する
・夏場は制服のスカートであおぐ
・生理用品は直で貸し借り
・まるで動物園(笑)…

ネットからは色々と出てくる。でも恐らく中学高校の場合だろう。
女子大とは少し雰囲気が違う気がする。
(全く違うわけでもないけど、、)


だから2年と9ヶ月、女子大に通っている現役大学生が感じた
「女子大とはどんなところか?」
ということを大きく3つ、私目線で書いてみようと思う。

▶結局、女子大てどんなとこ?

Ⅰ.自然体に限りなく近い自分でいられる場所

 個人差はあるかもしれないけれど、私はそう感じている。

例えば、

・すっぴん登校は気にならない*
→これは個人差があるかもしれない、
いつもきれいにしている方、本当に尊敬しています…!

・遠慮せずに振る舞える
→自分の思ったまま、自発的に行動しやすい。
→男子がいるからという理由で行動、発言を躊躇う必要がない。

・話題を選ばない
→同性だから話せる踏み込んだ話題を、学内のどこに居てもできる。
(こういう話題こそ同世代の仲間と話す必要がある気がする。腹を割って話せる仲間って案外少ないと思うし、これからも作りづらい。)

のびのびと過ごせてとても楽だし、何より同性の仲間と全力で楽しめる!

そして素の女をしていると感じられるところが、これまた良いのです…


Ⅱ.性についてと、自分の性を踏まえた生き方について考える機会が増える

 平等な社会とか言ってるけれど今の日本でそれは成されていない。
というか、そもそもジェンダーによって身体的役割や構造も異なっているから、完全に平等は難しいと感じる。
(平等への意識と考え方、それに基づく行動が大事。)

だから、自分の性を踏まえた生き方を真剣に考える時間は必要だと思う。

そういう機会として、講演会や授業がある。
例えば、以下のようなもの。

・ロールモデルとなる女性の方の講演
→ライフイベント面には必ず触れます。
他にも、現場で男女格差やセクシュアルハラスメントを感じた体験や見聞を赤裸々に語ってくださるときもあります。

・トランスジェンダーの方の講演
→様々な性について知ることができます。そして、そこから自分の性を捉えます。
海外に行って日本を知る、的な感じ。

・デートDVなどジェンダーバイアスに基づくような社会問題に関する講演

・女性の心と身体についての授業
→自分のことだけれど、意外と知らないことが多いものです。

共学でもこういった授業があったとして、最も異なるのは、

「女性目線で隠さずに語られること。」

このような環境にいれば、半年程で自分の考え方や意識はかなり変わる。
以前よりも圧倒的に、

・女性だからーすべき/する
・女性らしさ
・当たり前
・固定概念

みたいなことに敏感になった。
(だから敢えてすっぴんの項目に*をつけた)

そして疑問に思い、自ら話題にしたりするようになった。
今まではそういう話はしていなかったから、家族から変わったね、と言われた。
うん、それは自分でも自覚はある。


Ⅲ.勉強に専念しやすい環境

 大学生になると恋愛をする人が一気に増えて、人間関係が複雑になる。でも、女子大という場所で男女関係に悩む心配はない。
そのため、専門の勉強に専念する場にできるのだ。
 
もう一つの理由は、共学よりも少人数かつ先生に物腰の柔らかい方が多い(気がする)
ので、質問をしやすい環境にあること。
だから、全力で勉強できる。

▶おわりに

 以上が中学高校を6年間共学で過ごした後に女子大入学をした、現役大学生視点の女子大です。

女子大の存在意義は、女性が自分と向き合う機会を与えて、社会で生き抜く力をつけること。でも今の変革期においては、女性のみならず、社会に変化をもたらす重要な存在でもあると感じている。

だから私は、今のタイミングで女子大に通えていることを誇りに思っているし、通わせてもらえていることにとても感謝している。


もし、大学選びに悩んでいる方が読んでいるのなら…

女子大、楽しいし充実必至。とってもおすすめです!!!

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