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サウナで「ととのう」快感

「ととのう」。この快感を体感したら、「サウナなし」ではもういられない。

私の「ととのう」は、肩や腰の緊張がほぐれ、頭の中は「空っぽ」と言うよりは「クリア」になった状態。頭の中の雑音とかイライラとかすべての懸濁浮遊物が沈殿して、「無色透明、晴れ渡った」感じ。自分の外側からのノイズも跳ね返す、穏やかな「凪」った状態。

ドカ食いして得られる快感とも違う、高い栄養剤を飲んで高まりテンションとも違う、スポーツをした後の爽快感とも違う。

「ととのう」は、ものすごく集中したときに得られる「周りの景色や音などが意識の外に排除され、自分の感覚だけの状態」に近い。本当に集中したときにしか体験できない「あの」感覚に近い状態を、意図的に作り出せるサウナは、畏るべし。Amazing!

だから、私はサウナに通う。

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サウナに行けば、「ととのう」快感を得られるわけではない。快感を得るためには、サウナの入り方には流儀がある。私の調べたところのいわゆる「サウナのハウツー本」には、『「サウナ→水風呂→外気浴」を3回くり返す』と書かれていることが多かった。そして、私も、自分自身で検証した結果、その通りだと思う。

「ととのう」を求めて、いろいろなサウナに足しげく通って、毎回入り方を試行錯誤し研究してみた。遠赤外線サウナに5分くらい入る。ミストサウナに10分くらい入る。漫画を読みながら入れるサウナに1時間入る。「サウナ→水風呂」あるいは「サウナ→休憩」を繰り返す、などなど。そして、私がたどり着いたのは、

「ととのう」を得るためには、「サウナ→水風呂→外気浴」を3回くり返す』。

一般的に言われている「サウナでととのう」方法どおりだ。

ただ、サウナに入る時間、水風呂に浸かる時間、外気浴の時間は、その時その時で調整する必要があると思う。一口に「サウナ」と言っても、いろいろな種類のサウナがあるからだ。温度、湿度、塩のあるなし、薬草が付加されている/されていない、着衣のあるなし、露天風呂に併設されている/されていない、水風呂がサウナのすぐ近くにあるかないか、などなど。だから、「入る」サウナによって、「入る時間」を変える必要がある。そして、もっと大切なことは、自分の体調によって、「入る時間」を調整することだ。たくさん食べた後なのか、ハードにトレーニングをした後なのか、寝不足のときなのか、などなど。たくさん食べて「肉付き」が良いときには、水風呂につかる時間が長くても大丈夫だけど、トレーニングで脂質を摂っていない時だと「いつも」の水風呂に「いつも」の秒数浸かっても、身体に「負担」がかかってる気がすることもある。

だから、サウナで快感を得るには「サウナ→水風呂→外気浴」を繰り返す必要があるが、サウナに何分、水風呂に何分とかは、その人その人、その時その時で調整する必要がある。

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私のお気に入りの「いつも」のサウナは、地元のスーパー銭湯『湯風景しおり』にある。「まちなか」にあるので「普段」でも行けることと、敷地が広く、百坪を超える露天エリアで「開放的な気分」を味わえるのが良い。

『湯風景しおり』には、「遠赤外線サウナ」、「ロウリュ塩サウナ」、「漢方薬草サウナ」の3種類のサウナがある。私が好きなのは「漢方薬草サウナ」。薬草成分が溶け込んだ霧状の香りに包まれるミストサウナだ。低温・高湿度で、どんな時に入っても、苦しくない。その上、薬草成分が肌から入ってくる感覚が心地良い。サウナに使われる薬草は3日から5日くらいで変わる。好きな香りの薬草の時は、ちょっと嬉しくなる。

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私のサウナ・ルーティンは、次のとおり。

身体を洗って、お風呂で温まる。それから、「漢方薬草ミストサウナ」に入る。身体の芯が温まるまで入る。だいたい10分くらい。結構、長めかも。

それから、水風呂へ。30秒くらい入る。正確には、水風呂に入って、30数える。すると、身体の中から、冷たい水を押し返すような温かさが生まれてくる。その力を感じたら、水風呂を出るタイミング。ちなみに、水風呂の温度は、だいたい16.2度。

それから、露天エリアに行って、木製ベンチに座る。こんな冬に、「外気浴なんて、できない!」と思う人も多いと思うけど、これが、なぜか、寒くない。夜の10時とか11時とかの「外気」だけど、不思議と寒くない。外気浴は、1分くらい。とくに、時間を決めたり、決まった数を数えたりしてはいない。外気にあたって深呼吸していると、身体の中からリフレッシュした息が出てくる。それが「ととのってきた」合図。

その合図を受けて、また、サウナに戻る。この「サウナ→水風呂→外気浴」を3回くり返す。3セット目の外気浴で得られる「リフレッシュ」は、「普段のリフレッシュ」とは、別次元だ。これこそ、「ととのった」状態だ!

最後の外気浴が終わったら、目の前にある「美肌の湯」的なお風呂に入る。若干高温風呂で、3ミクロン程度の細泡が出ていてお湯が白く見える「お気に入り」の露天風呂。冷やした身体の表面を細かい泡が包んでくれる!「生きてて良かった」と、お湯を腕でかき混ぜると、冷たくなっていた皮膚が熱いお湯にあたって「痛・気持ち良く」なる。私は、ここで「快感」を体感する。


これからも、さらに「ととのう」道を探究したい。

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トップの写真は、『湯風景しおり』の食事処の「サ飯」のひとつ「真鱈のせいろ蒸しエスニック風」。1月から4月中旬までの季節限定メニュー。旬のメニューで、高タンパク・低カロリーなら、食べるしかない。













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