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好きなことを表現すると…第2回 演技経験ゼロで舞台に立った話しで大学合格した娘の話

午後の紅茶ストレートティーが好きすぎる話をして、演技経験ゼロで舞台オーディションに合格した娘は、毎日、舞台に向けた初めて尽くしの稽古をスタートさせた。

当たり前だがセリフを覚える、発声練習をする、運動などしないで生きていきたいと切に願っていたにも関わらず、筋トレもやらざるを得なくなった、裏方のつもりが出演することになった娘にとって全てが想定外。

そして彼女が頂いた役どころは、なんと学校一の秀才で数学が得意で、理路整然と語り、相手を論破するという女子高生。

後に聞いたところ、演出家がオーディションの時のストレートティー愛を語る娘が面白くて、当初なかった役を娘のために用意したとのこと、それがこの秀才の役。舞台当日、娘がメガネをいじりながら数式を説明する姿に、学生生活で一度も見たことの無いものを見せていただき、仮の姿とはいえ、少しだけ秀才の子の親の気分を味わえるという想定外の経験だった。

その後、この舞台制作プロジェクトに参加した経験で得たことやその後の自分の変化を大学の面接で、またもや熱く「語り」、娘は無事に合格となった。

オーディションから大学の面接と、この頃から自分の好きなことを熱くプレゼンすることが得意で、何よりそれが好きで、加えて本番に強いという成功体験を得たのでした。
このことは、その後の彼女の人生に大きく影響していく。

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