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愛知県若手作家作品購入で選ばれたアーティストを調べてみるー現代アートの仕組みー

この度、愛知県の大村知事から美術品等取得基金として1億円の特別枠、そして若手作家の現代美術作品が重点的に購入されることが発表されました(プラン自体は2020/06/01に公開されていた)

若手作家を対象とした基金自体衝撃的で、アートマーケットを盛り上げる王道の打ち手が出てきたなという印象を受けました

というのも、現代アートが評価される要素として、日本ではまだまだ国内の有名コレクターが買ったから値段が上がるなんてことは稀にしか耳にせず、美術館入りし、公的な場所で多くの人の目に触れる機会は作家の成長にとって小さくない影響をもたらすからです

発表概要

コロナにより、作品発表の機会が減っている若手作家の支援を目的とする
美術品等取得基金1億円

美術品取得基金は1988年が愛知県立美術館設立のため作られ、これまでこの基金を使い1561件を購入してきた

今回の美術支援は第一弾として15人41作品。そのうち35作品を9月19日(土曜日)から愛知県美術館で開催されるコレクション展と同時期に公開が決定している

今回は3000万円 2弾は今年度中に3000万円となっている

男女比は6:9 愛知県出身の作家は11/15 愛知県美術品収集委員会の選考で選ばれている

購入対象

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元々、愛知県美術館自体、通常の購入枠として(90,000 千円/3年)があったそうですが、それに加えて、若手作家の作品購入にフォーカスした形で(1億円/3年)が発表されたのは愛知県の若手作家支援に対する先進的な姿勢が感じ取れます


この記事では15人のアーティストを知るための目次のようになればいいと思い、アーティスト紹介の記事を集めました

では本題のアーティスト紹介に進みましょう

アーティスト

飯山 由紀

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引用:医学史と社会の対話図1「carcrash」2008年

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引用:医学史と社会の対話


今村 文

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引用:あいちトリエンナーレ2016

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引用:OILby美術手帖


加藤 翼

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引用:あいちトリエンナーレ2019


木村 充伯


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引用:美術手帖 木村充伯 展「LOVE」


近藤亜樹

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引用:ShugoArts


髙山 陽介

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引用:美術手帖 髙山陽介 個展「ひろば」


小林 椋

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引用:恵比寿映像祭

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引用:美術手帖 小林椋の新作個展「プールの輪にワニ」


田島 秀彦

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引用:あいちトリエンナーレ2016


水戸部七絵

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引用:名古屋造形大学 アーティスト水戸部さん

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引用:美術手帖 水戸部七絵「I am a yellow」


本山ゆかり

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引用:はならあと



百瀬 文

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引用:美術手帖 百瀬文「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」



やましたあつこ

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引用:TAKU  SOMETANI GALLERY やましたあつこ



山下 拓也

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「雨に散る油 feat. 横浜の」 2013年 Courtesy of TALION GALLERY

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引用:Art-it山下拓也 個展「Yanping N. Rd. Sec. Y」@タリオンギャラリー



山田 七菜子

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引用:美術手帖 山田七菜子



横山 奈美

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引用:横山奈美 展 誰もいない


気づき

決して平面絵画のみに拘らず、新しい素材で作られた造形や立体作品を作るアーティストが入っていて、このコレクションが将来後世に残るような評価をされることを考えると文化を重んじる日本にとって素晴らしいことだと感じた

映像作品も9作品と比重は大きく感じる

受け身に徹することなく、自分の表現方法をメディアや様々な支援を通じて昇華させ、追求する姿勢がインタビュー記事などから感じられた

これからもアーティスト、そしてアーティストを支える環境について調べていきたい

最後まで読んでいただきありがとうございました






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