洋楽を聴く楽しさ

先日尾道レコードに行ったときに店長さんと最近は洋楽に関心を持つ人が減った、という内容の話をしました。

自分の好きなアーティストだけを聴いて、そのアーティストのルーツになったような音楽まで手を伸ばす人が減っているということです。

日本人の嗜好が内向きになっているということを聞いたことがある気がしますが、それとも関連しているかもしれません。

こんなことを書いているとよくある「最近の若者は・・・。」という定番の話になってしまいそうになります。

ただこの傾向は昔からあることのような感じも持っています。

前に読んだ「ビートルズ日本盤よ、永遠に」という本でビートルズが来日しているときでも、クラスで洋楽を好きな同級生は少数派だったということが書いてあります。

戦後からジャズやポップスをはじめ、洋楽がたくさん入ってきてヒットもしています。

しかし、すぐれた日本人アーティストの影響で、自分の国の言葉で理解できる音楽が生み出され続けています。

洋楽を聴くと気づきがたくさんあって楽しいのですが、日本の音楽だけを聴いていれば十分だということもうなずける部分もあります。

でも、芋づる式にルーツをたどっていく楽しさというのは確実にあるので、自分の好きなアーティストが洋楽に影響を受けていれば、ぜひ洋楽も聴いてみてほしいと思います。

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