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鼻中隔弯曲症と手術(2) 入院から手術完了まで

手術の前日午前中に入院してください、ということで荷物を詰め込んでタクシーでワンメーターの大学病院へ。

入院前に準備したもの
持ち物としてあらかじめ「浴衣、T字帯、鼻うがいセット、バスタオル」とあったので、T字帯(簡易パンツ)以外を家から持って行く。鼻うがいセットはいろんなブログを読むと病院で1万円弱するというのがあったのであらかじめAmazonで中国製と思われるものを1000円で購入。サーレという食塩水をつくる顆粒もあらかじめゲット。浴衣は3年前の入院時に買ったヤツだ。一応いくらか払って差額ベッド(通常6~8人部屋のものを4人部屋にアップグレード)にした。以前大部屋だったときに、ちょっとおかしくなっちゃった老人と同室で24時間ナースコールを押し続け「かんごふさーん!かんごふさーん!」って言われた経験と、前回の入院では耳元に痰を吸引する人がいて参ったので。

初めての食事
部屋に案内されると窓側じゃないのがちょっと残念だったが、収納スペースも多く有りなかなか快適。普通の格好をして昼食を頂いてしまってなんだか申し訳ない。

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同室は全員耳鼻科なはずだけどちょっと深刻な方もいらっしゃる様子。シャワーの予約をして時間をつぶす。

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手術前日は午後9時以降飲食禁止。そしてなんと午後9時に消灯。すんなり寝入ってしまいました。

これからの人にアドバイス
鼻うがいのセット、大学病院でも売っていますが定価なのか高い。300ml自重式のものがネット通販経由1000円程度で買えます。ただし先生によっては指定の型式のものでないとだめかもしれないのでそこは事前に確認してください。

手術直前の準備
入院2日目は手術当日。開始は9時とその日最初の手術なので、8時には浴衣に着替えて待機。エコノミー症候群を予防するため、ピッチピチのストッキングみたいのを履く。

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かみさんが一応手術終わるまで病室で待っていることになりました。8時半頃、看護師さんに連れられて手術階に自分であるいて移動。自分の手術は一番奥の部屋なので、廊下を歩いて行くとあちこちの手術室で手術が行われている様子が目に入りびびります。血だらけじゃん!とか。手術前には病室でも手術室でも何回も同じことを聞かれますがだんだん慣れてくる感じ。フルネーム、生年月日、血液型、アクセサリーつけていないか、ぐらついている歯や入れ歯はないか。

いざ全身麻酔
手術室に持参したのは未使用のT字帯とバスタオル。バスタオルは手術台の下に敷いて仰向けに寝ます。あのドラマに出てくるようなライトが目に入ります。(ベン・ケーシー?古過ぎ)点滴をつけて、マスクをかけて、誰かが自分の名前を呼びかける。「~さーん」「はーい」(やばいぜんぜん意識ある)二回目「~さーん」「はーい」三回目「~さーん」「・・・」以降記憶なし。(T字帯は寝てる間に装着されていた模様)

目が覚めたら終了
次に目が覚めたときはふわふわして気持ちいい感じで手術室の中、仰向けになっていました。前回カテーテル手術は病室に戻ってから目を覚ましたので、ちょっと意外でした。とりあえず呼びかけには応えましたが、まだぼんやりしている感じ。ストレッチャーに乗ったまま病室へ移動したようですがここら辺の記憶は曖昧。気がついたらマスクで酸素を入れられてます。だんだん前歯から頭の奥の方に頭痛がはしりすごくいたい。。。「鎮痛剤いれますかー?」との看護師さんの声にお願いしますと力なく応える。かみさんがベッドの横にいるけど、マスクしてるしぼんやりしてるので話が出来ない。痛そうにしてる私を不憫そうに見てる。とにかく、マスクで酸素入れられているとつばを飲み込むにものどが渇きすぎて痛い。はやくマスク取りたい。あと気がついたのが、のど(口の上の方)と上左側が痛いこと。多分全身麻酔中に人工呼吸器の管を入れたのが当たってたのではないかと推察。後にこれが口内炎になって悩みます。

尿道カテーテルはなかった
以前やった手術は足の付け根(そ径部)から管を入れたので、術後そこがふさがるまでしばらく動けず尿道カテーテルを通じて排尿してたが、今回動けるので尿瓶でオーケーという点が楽。尿道カテーテルは装着する時は麻酔下なのでわからないけど、抜くときが痛くて、あれが嫌だなーと思ってたのでなくてほっとしました。もっとも前日9時から飲食禁止だったので尿意はしばらくなかったけど。

初日寝るまで
全身麻酔明けはいろいろ制約があって、飲食が出来ない(胃腸がまだお休み中)、マスクで酸素(肺とかもまだちょっと寝てる)、ベッドから起きられない(転倒防止)で基本じっとしてるしかなです。ただ、鎮痛剤を点滴に入れてもらってるのでぼーっとしていて何もやる気が湧かない。夕方には酸素マスクも取れたのでかみさんに帰ってもらいました。氷枕をお願いしてアイスノンを持ってきてもらう。これを首筋とおでこに乗せるとずいぶん楽。傷により熱があるようで、体温を下げると痛みが落ち着く様子。風呂も入れないし着替えも出来ず(点滴つながってるため)夕食もなくつまらない。鼻から頭がズキズキと痛むが、5時間経たないと鎮痛剤入れられない。口が史上最高にカラカラだけど水を飲むのが大変。鼻つまんだまま水飲むのやってみればわかると思うけど、耳がおかしくなる。ぼーっとしながら就寝するが、口が渇きすぎて時々起きる。

これからの人にアドバイス
・痛かったら遠慮せず氷枕(アイスノン等)を頼みましょう。自分で熱さまシートとか持ってくるのもイイかも。(冷えた氷枕が出払ってるときがある)

注意:この一連の文章は著者の個人的感想に基づいています。医療治療に関することはそれぞれの事情が違いますので、正確な情報は専門医にお伺いください。

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鼻中隔弯曲症と手術(1) 入院まで
鼻中隔弯曲症と手術(2) 入院から手術完了まで
鼻中隔弯曲症と手術(3) 手術後2~6日退院まで
鼻中隔弯曲症と手術(4) 退院後~退院後最初の診察


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