津久井

漲ってきたギラギラ感。横浜F・マリノスユースの津久井匠海は凄みを増した。

あのギラギラ感が戻ってきたと言うべきか、良い意味での尖りが帰ってきたと言うべきか。

横浜Fマリノスユースの万能型アタッカー・津久井匠海は、ネクストジェネレーションマッチでFWと左サイドハーフの両方で抜群の存在感を放った。

相手は1学年上の選手が大半の日本高校選抜。先の全国高校サッカー選手権大会の優秀選手を中心に構成されたチームに対し、何度も動き直しながら、相手の守備網に穴を空け、ボールを受けたら迷いなく切れ込んで行くなど、持ち前の推進力を見せつけた。

「3年生が抜けて新チームになりましたが、それを僕が埋める気概を持ってやっています」。

スーパールーキーとして注目されてから早くも最高学年になったことで、彼の意識は大きく変わった。いや、それだけではなかった。


「U-17W杯を本気で目指していたのですが、直前に少し怪我をして選ばれなかった。大会中も本当に悔しい思いをしたので、『絶対に見返してやる』と思った」。

サイドもセンターも出来るし、フィジカルもスピードもあり、テクニックもある。間違いなくこの世代でも屈指の実力者は、昨年、U-17日本代表として2月のチリ遠征、6月のアルゼンチン遠征に参加をした。

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