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加藤拓己(早稲田大)×山原怜音(筑波大)エスパルス内定選手対談(前編)!いつも温かい声をかけてくれるエスパルスサポーターと共に-

大学サッカーJリーグ内定者対談シリーズも第4回を迎えました。

今回は清水エスパルス内定コンビの対談が実現しました。

早稲田大のFW加藤拓己と筑波大のDF山原怜音。関東大学サッカーを象徴するゴリゴリのストライカーと、両サイドのオフェンスからディフェンスまでハイレベルにこなすサイドのユーティリティーの2人が、来季のエスパルス入りを決断しました。

2人は意外にもエスパルスにそれぞれ縁があり、様々な思いを巡らせながら、オレンジのユニフォームに袖を通すことになります。

ここでは彼らと静岡のつながり、エスパルスのサッカーの魅力、そしてお互いの印象やエピソードなど細かい部分まで語り合っており、特に富士山に対する思いは静岡県民の皆さんは必見です。

では、まず2人のプロフィールを紹介したのちに、前編からスタートです!

◉加藤拓己

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茨城県龍ケ崎市生まれ。父親が鹿島アントラーズのクラブスタッフでもあった影響で、小学校と中学校は鹿島アントラーズつくばでプレー。そこでアントラーズのレジェンド的ストライカーである長谷川祥之氏にストライカーとしてのあり方、空中戦の極意を学んだ。残念ながらユースに昇格はできなかったが、山梨学院高校に進学すると、1年時には前田大然(横浜Fマリノス)と2トップを組むなど、そのフィジカルとアジリティーを磨いて屈強なストライカーに成長し、年代別日本代表に名を連ねるようになる。高校3年時にエスパルスから練習参加のオファーを受けて参加をするも、最終的にはこの年に多くの同年代の選手を獲得したことから、彼の獲得は見送られた。早稲田大進学後は部員になるためのランテストになかなか合格せず、2年の春まで試合に絡めなかったが、5月に合格をするとすぐに頭角を表した。大学3年時にはずっと追いかけてくれた山崎光太郎スカウトの熱意を受けて、エスパルス内定を早々に発表。今年は最高学年として『ゴリ』の愛称通り、ゴリゴリのストライカーとしてプロに向けて自分を磨いている。

◉山原怜音

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京都市伏見区生まれ。小学校時代は京都サンガの前身でもある紫光クラブでプレー。関西のJクラブのアカデミーでのプレーを希望するも声がかからず、紫光クラブの先輩も進んでいたJFAアカデミーのセレクションに申し込んで見事に合格。当時、震災の影響で静岡県御殿場市で活動をしていたJFAアカデミーで6年間を過ごす。高3時はJ2クラブの練習に参加をするも不合格。紹介で行った筑波大の練習でその才を評価され、筑波大に進学。1年時からレギュラーを掴むと、ユニバーシアード代表、そして今年のデンチャレでは関東選抜Aの一員として優勝に貢献。筑波大では副キャプテンを務めるなど、大学サッカー界を代表する選手に。エスパルスからは早い段階からオファーをもらっていたが、慎重派の彼は今の自分の実力と可能性を図るために答えを保留。その中でエスパルスへの思いが強くなり、今年4月に加入を決意。加藤に続く2人目の大卒新人となった。

前編目次:

①今のエスパルスをどう見ているか。2人が見出している希望

②ロティーナサッカーをやってみたい。学ぶべきことが多いサッカーへのアプローチ

③中2で体験したサンバ隊によるエスパルスの応援。全力で歌いながら全身でサポートをした思い出(山原)

④アントラーズを応援しに行った2012年ナビスコカップ決勝。逆サイドから聞こえてきたサンバ隊の応援に鳥肌(加藤)

⑤静岡と言えば富士山。いつも活力をもたらしてくれる特別な存在

⑥お互いの存在はいつから知っていた?「加藤は高校時代から超有名人だった」(山原)、「1年でユニバーシアード。凄い奴がいるなと」(加藤)。

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今のエスパルスをどう見ているか。2人が見出している希望。

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―いきなり最初から核心を聞かせてもらいます。エスパルス内定選手として今のエスパルスをどう見ていますか?

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