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【今、広島と向き合うということ】

今回、取引先訪問や政府関連の仕事で、広島に滞在している。それとは別に、私には目的があった。

それは、世界中で戦争の足音が大きくなっていると感じる中で、もう一度広島と向き合うということ。

実際に、ウクライナとロシアは戦争状態が長期化している。戦争が始まった時は日々悲痛に感じていたが、もはやその戦争も日常となってしまった。
その他、世界中で今も内戦・紛争・戦争は続いている。アフガニスタン紛争、シリア内戦、クルド対トルコ戦争、リビア内戦、イエメン内戦。。。

『戦争プロパガンダ10の法則』
アンヌ・モレリ
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モレリ氏の本を読むと、ほぼ全ての戦争の定義やプロパガンダの法則は、世界共通だ。今も昔も変わらない。読み進めると絶望感すら感じてくる。

『戦争は人間的な営みである』
石川明人
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更に、石川氏の本を読むと人間は戦争せざるを得ない人種のように感じ、こちらも暗澹たる気持ちになる。人間は、元来戦争が好きなのですもしれない、とすら思えてくる。

そんな中で、オバマ大統領が来訪する際に、新しいコンテンツや平和資料館の展示が維新されたと聞いていたので、もう一度広島に向かってみた。

原爆ドーム、平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和記念館を再訪した。多くの人達が、無言で資料館内の展示を見ているのが印象的だった。
内容の詳細は省きますが、このタイミングで行って良かった。

色々と内省的に思考を深めることができた。闇雲に戦争反対を叫んでも戦争は無くならないけれど、戦争で失うものの現実を実感できた。

広島の惨劇は言葉に窮するが、当時の日本が展開したお粗末な国としての戦略や行いは、被害者としてでなく、加害者としても意識しなくてはいけない。

今、ロシアが展開しているお粗末な戦争正当論も、嘗ての日本も全く同じ論法とプロパガンダで、戦争に突き進んだ。その事実も忘れてはいけない。

人間がいくら戦争が好きだといっても、やはり戦争には反対だ。戦後70年間戦争をしなかった国は、国連加盟国198カ国のうち日本を含む8カ国しかないという事実。

https://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2015/01/708-a028.html

日本も防衛費(防衛という名の軍事費)を5年で倍増させるということは、この世界状況からするとやむを得ないのかもしれないが、やはり戦争の足音が聞こえる。

https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/072900123/

新しい時代の日本のあり方について、議論が必要な時であることは間違いないが、やはり戦争には反対であることに変わりはない。

広島は、日本にとっての重要な場所であることに変わりはない。(もちろん長崎も!)

そんなことを広島滞在から感じた。
世の中には、矛盾した戦略を時に立てなくてはいけず、解決できない問いもあるということを真摯に感じた広島滞在だった。

人生一度きり!

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