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後輩の育成に携わり、思うこと

去年の8月から、4月に入社した新人社員のトレーナーとして育成に携わっている。

ついこの間まで女子大生をしていて、おじさん(ワタシ)とは一回り以上差がある。

ワタシとは違い、今の若い子たちは、この会社に狭き門を通り抜けた、志高い優秀な学生さんたちらしい。。。
とても感心しちゃうよね。「憧れの会社に入れてめちゃくちゃ幸せです」と言われても、正直中途で入った、雑草魂の人間には程遠いお話である。

とはいえ、もちろんそんな志で入ってきてくれるのは嬉しいし、自分の会社って世の中的にはそこそこ入りたい学生も多いってのは、捨てたもんではないんだな、と感じる。

さておき、やはりそんな大切なお嬢ちゃんをワタシが教育するのは荷が重いし、元来一人でお仕事を黙々と進めたいと思う自分としては、気が進むわけではないのだけど。。。

ただ、やっぱり憧れて、夢見てきた会社にいざ入ったら、現実見てガッカリしたと思って欲しく無いし、この会社に入り、やりがい感じる仕事できて心底良かったと思えるような環境整備や指導を行っていきたいと思い、お嬢ちゃんと今向き合っている。

お嬢ちゃんは、女子大出身で、長女でB型。ちょっとだけ、ヲタの陰なところが見え隠れする、リケジョである。
きっと、育ちも良くって、ご両親の愛情をたっぷり受けて、真面目な学生生活を送ってきた今どきそんなに居ないタイプの素直な女の子だ。

実は、ワタシには妹が2人いて、姉のような従兄弟がいて、小さい頃から比較的女性に囲まれて育ってきたので、新卒のお嬢ちゃんも妹のような感じで今は気楽に接している。
ワタシが彼女に対して、そんなに気を遣わないのは、おそらく指導対象としての相性がいいのだと思う。
(まったく、色目で見てないので、誤解ないよう予めお伝えしときます)

そんな、妹のような後輩が、最近仕事の楽しさをだんだんと覚えてきて、自信を持ち始めてきたようだ。

昨年入社の新人さんたちは、新型コロナの影響で研修もリモート中心で、かつ毎年用意されている配属前のOJTが中止されたりと、これまでにはないような形での現場配属となった。
想像しただけでも、例年以上に不安な配属だっただろうし、いざ現場に来ても、指導がままならない状況で修羅場を経験せざるを得ない状況だったと思う。

そんな中でも、必死に食らいつき、時にはワタシ指導(口撃?)に心を折れそうにきっとなりながらも、憧れの仕事を今は楽しんでできてる姿を見て、最近とても嬉しく感じている。

あんまりクドクドと密に指導はしないんだけど、ワタシが唯一意識してるのは、一つ一つの仕事の意味合いだけは、出来るだけ丁寧に教えるようにしている。

「これはこうやるものだから」と、さも決まりのようにやり方を一方的に教えるのではなく、「なぜこの仕事や業務ってやらなくてはならないのか?」を一旦本人に考えさせ、腹落ちし、理解した状態で仕事するように仕向けている。

仕事のその本質さえ理解してれば、あとは顧客へのアプローチやその日の行動などは自由に考えてできるはず。

彼女持ち前の、素直さと明るさ、あと独特の空気の読まなさという度胸が座っている為、教えがいもあり、どんどん色んなチャレンジをして成長している。

きっと、このまま謙虚に(←大事!)頑張れば数年したら必ず営業実績も伸びて、より進化してる姿が目に浮かぶ。

繰り返すようだけど、元来人と密に接して仕事を進めていくのは好きじゃない。
けど、すくすくと新人の成長を側でみてるのはトレーナー冥利には尽きるのか。

この任務は思ったよりも、悪くはない。

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