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「イマ」というほうき星 【101/200】

ヤマカワタカヒロ です。

12/5は「ハチライブ2020・リベンジ」にthe Brand-new Amsterdamで出演しました。

「ハチライブ」は社会人になってバンド活動を続けている仲間で1年に1回、8月に集まって行うライブ。
the Brand-new Amsterdam は2018年から出演し、今年で3回目。

2020年は8/8に日付にちなんで「はっぱライブ」として開催される予定でした。
コロナ禍により開催延期を余儀なくされ、12/5に冬のハチライブとしてリベンジ開催となりました。
入場者の人数規制、各種コロナ対策の実施、初のツイキャス配信、など、新しい試みに取り組みつつ、純粋に音を鳴らすことを楽しむ、変わらないハチライブの空間がそこにありました。

今年はオリジナル曲をいっさいやらず、名曲コピー祭りセットリストで臨みました。

12/5 ハチライブ・リベンジ
1. 天体観測(BUMP OF CHICKEN)
2. Lemon(米津玄師)
3. 誘惑(GLAY)
4. ワンナイトカーニバル(氣志團)
5. すばらしい日々(ユニコーン)


コピーバンドは、単純に楽しい。
どんな楽器・どんな音をどう重ねているのか、リズムはどうキメをつくっているのか、歌はどう乗せているのか、多くの人たちの心に届いた曲を分解することは、とても勉強になります。


今回、BUMP OF CHICKENの『天体観測』の歌詞を読み直して、改めて藤原基央さんの才能と、この曲の素晴らしさを味わいました。

午前二時、フミキリ、望遠鏡、雨、大袈裟な荷物、二分後、来る・来ない、静寂、「イマ」というほうき星、そして、君の震える手。

一つ一つの言葉が描く情景と、過去と現在の対比、変わったことと変わらないこと。

本当に多くの人が「僕」を自分だと感じ、今も忘れられない「君」のことを思い浮かべるからこそ、多くの人に愛され、バンドを大ブレイクに導いたのでしょう。

代表曲としてあまりに有名すぎるからか、他の曲と比べて逆にあまり深く歌詞を読み込んだことがなかったわけですが、やはり名曲は愛されるだけの理由があると、改めて感じました。



ライブからの帰り道。
ドラムのアオヤママコトと話したことで一つ、強く心に残ったことを書きます。

バンドの話、音楽の話、NPOや社会活動の話、仕事の話、生き方の話。

いろんなところで僕らは「変わりたくない」「今のままでいたい」という気持ちに支配される。

それは人の本能だし、普通なことなんだけど、でも、それだと今のままではいられない。

行動し続けないと、よりよいもの・よい多くの人に届くものを目指し続けないと、今、周りにいてくれる人たちに愛され続けることは難しい。

楽しいライブも時間が来れば終わってしまうし、いつまでこの仲間たちと一緒にいられるかもわからない。

僕らは挑戦を続けていかなければ、現場維持すらできないんだ、と。

確かに、僕らの時間は、まるでほうき星のようだ。

「イマ」というほうき星を、「君」と一緒に追いかける。

そんな人生を、送りたいなと。


noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。