チャンステーマ

 プロ野球各チームの応援では、得点圏にランナーが出るとチャンステーマを演奏します。各球団、工夫を凝らしており、カープも数種類のチャンステーマガあります。いや、私が思っている中には、今使われていないものもあるのかもしれません。

 先日、カープ戦でナイスピッチングを見せてくれたDeNAの今永投手、数少ないピンチの場面、つまりカープにとってはチャンスの場面で、カープのチャンステーマを口ずさみながら投球動作に入っているのを、目ざとく見つけてくれた方がおり、SNSでも盛り上がりました。
https://twitter.com/T05616057/status/1680204161860907008?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1680204161860907008%7Ctwgr%5E97d3c7d27f37a40b386f68b3a7ca4d5b4dcc77c0%7Ctwcon%5Es1_c10&ref_url=http%3A%2F%2Fcarp-matome.blog.jp%2Farchives%2F1081462541.html
 
 「自分への応援歌だと思っているのでは」なんて言う説もありましたが、確かに攻撃側の応援歌だと思って聞くとうるさいだけでしょうし、せっかく音楽が流れているのなら、「うるさいなぁ」と思いながら投球するよりも、乗っかって投球してしまった方が良いのかもしれません。我々ファンも観戦していると、相手チームの応援歌に心地よいものがあって、ついついヤクルトの山田選手の打席では「やまーだ てつと!」なんて言ってしまったり、ジャイアンツの岡本選手の打席では「えいえんーのー」って言ってしまったりなんて言うことがあります。我々は「あー、いかんいかん」となるわけですが、あの応援にさらされる投手の気持ちなんて言うのは考えたことがありませんでした。特にマツダスタジアムの応援は極端ですから、ホームチームの優位をふんだんに引き出してくれていると思いますが、相手チームの、特に投手からすれば溜まったものではないでしょう。だったら、曲に乗ってしまった方が良いと考えるのも無理ありません。
 
 なんて言うのは私の想像でしかありませんが、正解は「(相手チームのチャンステーマに)免疫を作っておくというか。僕がピンチの時に流れるのは相手のチャンステーマ。それを車で流しておくと、試合で聴いても飲まれない。」という理由なのだそうです。自分の投球をするために、しっかりと準備しているということでしょうね。車の中で相手チームのチャンステーマを流しているなんて、ゲンを担ぐ方だと嫌がりそうですが、なんともストイックな姿勢が、先日の好投を引き出したのだなと思いました。カープが勝ったけどね♪

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