差別とは

 日本保守党、参政党と同様にメディアは無視を決め込んでいるように見えますが、そうした中でAbema Primeで「日本保守党って何だ?」と題し、百田尚樹、有本香両氏をゲストに迎えて放送してくれました。Abema Primeは何度か見たくらいですが、平石直之アナウンサーと田村淳氏がレギュラーっぽくて、他にあおちゃんぺ氏、宇佐美典也氏、佐々木俊尚氏といった方が出演されていました。最後の3名は存じ上げないかと思いましたが、佐々木氏の著書は読んだことがありました。


 日本保守党の「4つの軸」として「LGBT法は天下の悪法である」、「万世一系の皇統を護持せよ」、「現状の移民政策は見直すべし」、「エネルギー政策を見直すべし」としており、どれも共感できるお話を聴かせて頂きました。


 LGBT法案のお話の中で、有本氏がキリスト教のように同性愛を罪としてきた歴史の反省から、キリスト教圏でLGBT法案のようなものが出ているが、日本にそうした歴史はないから必要ないといったことを話すと、それに対して佐々木氏が反論しました。佐々木氏曰く、戦後、アメリカに統治されて、キリスト教が日本にも普及し、日本にも近い事例はあるようなことを言っており、私自身もそうしたことを知らなかったので、耳を傾けていると、「とんねるずが芸を嘲笑する番組を作ったり」なんて言っていました。そんな番組あったっけと思ったのですが、よく思い出してみれば「保毛尾田保毛男」のことでした。「こんなところで『保毛尾田保毛男』出てくんの??」と驚愕、切りす協の歴史の反省に対する反論に「保毛尾田保毛男」はないでしょう。しかも、とんねるずは役を演じて頂けで、番組を作ったわけではありませんからね。


 その後の有本氏のお話が非常にわかりやすかったのですが、嘲笑するようなことは良くないですが、そこまで差別の範疇に入れるべきなのか、権利を奪うことを差別とするべきではないかというお話をしてくれました。差別の定義というのは難しいところですが、何でもかんでも差別とあげつらって攻撃するような世の中はちょっと嫌です。知らなかったのですが、「とんねるずのみなさんのおかげでした」の30周年記念特番で「保毛尾田保毛男」が登場し、視聴者から抗議、フジテレビ社長が謝罪なんていうことがあったのですね。あのコントというかキャラクターが昨今の風潮でよろしくないというところは致し方ないとして、それを戦後のLGBT差別の代表的なものとしてお話しするのはどうなのかなと思いました。

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