人は何歳まで走れるのか?


 南井正弘著「人は何歳まで走れるのか? 不安なく一生RUNを楽しむヒント」を読みました。著者はフリーライターで、ランナーズパルス編集長、「楽しく走る」をモットーに、ほぼ毎日走っているそうです。走る距離は1日6㎞とそれほど多くありませんが、毎日というのは凄いですね。フルマラソンも何度も出場・完走されているそうですから、凄いです。

 オリンピック金メダリストの高橋尚子さんをはじめとする錚々たるランナーに「人は何歳まで走れるのか?」をテーマにお話を聴いています。

99歳で走っている方がいらっしゃいましたが、鍛えているので転んでもなんともないとお話されていました。年齢が上がってくると、一度の転倒で色々と変わってしまうこともありますが、こうした例を聞くと走り続けたくなります。

動作解析を専門にされている方が、「体に負担をかけず、はやく走れるランニングフォームとは?」というテーマでお話されておりました。出来るだけ広い面積で着地を行うことで、足全体をショックアブソーバーのようにして着地衝撃を吸収することで足首、膝、腰といった部分への負荷が和らぐということでした。自分がどんな感じなのか、走ってみないと思い出せないのが情けないですが、今度は知ったときに確認してみたいと思います。また、骨盤を前傾させる、肩甲骨の可動域をキープするなんて言うお話もありました。やっぱり体全体で走るのですね。

 ランニングドクターという役割も初耳でした。マラソン大会などでは、各所にスタッフが立っていますが、参加者に異常があったときは、救急隊みたいなものが本部ににて、スタッフからの連絡を受けて急行する者だと思っておりました。そうした体制もあるのでしょうが、様々なペースで大会に参加しているドクターがいらっしゃるとのことでした。ご自身のコンディションの維持も大変だろうし、本当に大変な仕事だと思いますが、走ることがお好きな方ばかりでしょうから、文章からは大変さは伝わってきませんでした。でも、絶対大変なはずです。

他にも「膝の耐用年数とは?」、「朝食を食べてから走るべきか?」、「気になる箇所を気にせず走るためのテーピング」と走る方が気になるテーマが満載でした。私自身が今一番気になるのは「人は何度まで走れるのか?」ですね。30度くらいになったら走ろうかな。

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