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格上(エグゼクティブ)からより濃厚で有用な情報を得る方法

これから、格上の人から濃厚で有用な情報、つまりなかなか得ることが出来ないような特別な情報を得る方法というテーマで僕なりに語っていこうと思う。

これは結論、読書をしレベルの高い共通認識を確率することある。

まず、共通認識とは何なのかということなのだが、これは話をする人達の頭の中に共通の知識があり、そこについて特に解釈、理解度などの認識のすり合わせを行う必要がないものの事だと僕は考えている。例えば、「アンパンマン」といえば、子供向けのヒーロー番組で、適役としてバイキンマンが登場するという事は大抵の人の中で共通認識となっている事だ、ここにおいて特に認識の齟齬はないだろう。

ここで、共通認識がなぜ重要なのかということを話していこうと思うのだが、まず、相手と話をする時の事を考えてもらいたい。

僕たちはある特定の内容の話を始める時、その話題についての共通認識の探りあいから始めるだろう。

例えば、僕は広島出身であり「もみじまんじゅう」の話をしたいと思っているとする。ここで、まず僕は「もみじまんじゅう」の話をするにあたり、相手の頭の中に「お土産」という概念が存在しているという事を前提として話し始めるだろう。もし「もみじまんじゅう」の話をする際に相手が「お土産」という概念を知らないと感じると、僕は先に「お土産」というものがどういうものなのかを説明する必要があるだろう。というのも「お土産」という共通認識なしには"「もみじまんじゅう」をお土産として友達にあげる"という話はできないからだ。

つまり、僕は本来「お土産」という概念を共通認識として持っている相手と話すときは、すぐに"「もみじまんじゅう」をお土産として友達にあげる"という本題をはなし始めることができるのだが、「お土産」を共通認識として持っていない相手と話す場合は「お土産」という共通認識をつくることに時間をさかなければならず、本来話したかった内容を十分に話すことが出来ないということだ。
これをもう少しわかりやすくすると小学生と「データベースの正規化」について実りのある話をするには数ヶ月または数年かかるということだ。

ここで重要なのは、会話にはある程度の制限時間というのがあり、ある特定の人と自分の話したい内容を話すために何ヶ月も、前提となる共通認識の形成に時間をかける事は出来ないということだ。それよりは、自分の話したい内容が話せるほどの共通認識を持った人と本題を話すことを選択するだろう。つまり話したい内容に必要な共通認識を形成するのに時間がかかる相手とはそもそも、その内容について話をしようとは思わないということだ。もちろん僕も小学生と「データベースの正規化」について話そうとは思わない。

ここから、本題の「格上から有用で濃厚な情報を引き出す方法」に関して具体的に語っていこうと思う。

格上の人(経営者、エグゼクティブ)というのは当然であるが、高いレベルの知識、教養を持っている。このような高いレベルの知識と経験を持っている人達と対等に話すには、先ほども述べたように共通認識を形成する必要がある。それには読書をする事が1番手っ取り早い方法だ。経営者、エグゼクティブは何も特別な勉強をしているわけではなく、誰でもアクセスできるような、ネット上の記事、ビジネス書などから情報収集している。これらを抑えることで、経営者、エグゼクティブと経験では及ばないまでも、知識の面では近いレベルまで到達する事ができる。経営者、エグゼクティブと話をする際に少なくとも前提となる知識、共通認識がある程度確立されていれば、経営者、エグゼクティブが幻滅して話のレベルをこちらの知識レベルに合わせるようなことは少なくなるだろう。

つまり、経営者、エグゼクティブと話す際に自分の知識レベルが一般的にビジネス書やニュース記事で収集出来る情報のレベルに到達しているということをある程度示す事が出来れば、経営者やエグゼクティブはその情報を共通認識とし、なかなか得ることが出来ない、自身の経験から得た情報などについて話すということだ。

ここで重要なのは、自分の知識レベルを出来るだけ早い段階で相手に示すということだ。
僕は会話の途中で本の名前や特定の本で出てくる概念を出すことを意識している。ベストセラーとなっていたり起業家がお勧めしている本というのはネットを探せば出てくる。そういう本というのは大抵、経営者、エグゼクティブは読んでおり、共通認識とする事ができる。なので、「〇〇という本に書いてありましたね」や「〇〇という本に〇〇という言葉が出てくるんですけど」というようにさりげなく、本の名前を出すことで相手に自分は少なくとも「〇〇という本」の内容、考え方を把握しているということを示す事ができる。

それ以外にも、例えば「ギバー」「テイカー」、「ティール組織」などのように、単語からどのような書籍を読んでいるのか推測できるような単語を会話の中に混ぜるという方法も僕はよく使っている。

此処で、ニュース記事などの断片的な内容よりも本を共通認識として使うことの重要性をあげるとする。

経営者やエグゼクティブと話す際に、書籍を共通認識として使うことで、どこからどこまでを理解てしているかが明確となり、まとまりのある共通認識を確立出来るのだ。此処において、前提知識や共通認識の探り合いは不要となる。つまり、よりスムーズに有用で濃厚な本題へと進むことが出来るということだ。

しかし、より高いレベルの共通認識を確立したとして、経営者やエグゼクティブが自身の経験に基づいた濃厚で有用な、なかなか入手することの出来ないような情報を話すだろうか?と疑問を覚える方もいるだろう。

此処で僕が思うのは、そもそもビジネスマンの会話において、お互いに知っていることを話し確認するようなことは無駄でありそんな時間はとらないということだ。

折角会話をするのであれば、誰しもその場を有意義なものにしたいはずですある。相手に対して好意的な場合は尚更そうである。会話というのは相手を喜ばせたいと思い、互いに与え合う事で成立する。それは喜び、感動、感謝、笑いなどいろいろな形がある。相手が何か助言をし、それを既に自分がよく理解をしており、リアクションが微妙な場合、相手はそれを感じとり、より特別な情報や経験から得た知識からの助言をし始めるだろう。なので、僕はエグゼクティブ、経営者との会話において、ある程度の共通認識を確立することが出来れば、今の自分が知らないであろう概念、経験から得た知識を相手から得ることが出来ると確信している。

結論としては、自分が経営者、エグゼクティブと対等に話せるだけの知識を獲得しそれを会話中に相手に示すという事だ。

僕は、まだまだ足りないが、Amazonでベストセラーになっている本、起業家がお勧めするような本、有名な本などは出来るだけ読むようにしている。

実際に読書をするようになってから、自分よりかなり年上の相手に、対等にビジネスの話をして頂けるようになったという実感がある。

読んでくださってありがとうございます。
この内容が何かの役に立てると幸いです。

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