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転職と2つの内面

本日の内容は、死について含まれますので、体調がすぐれない方は読むのをお控え下さい。

今日の最高気温は、17℃で着る物を考えちゃいますよね。
と、どこかのラジオ番組のDJがいつもと同じ爽やかな声のトーンで始める。

と言うような、書き出しにもってこいな冬晴れ。

今日は、転職相談のために都内へ向かう電車内でこれを書き始めている。

数少ない信頼できる人で、もちろんその人の仕事でもあるのでプロとして対応してもらう。
これは、面談前とその後で何が変わったかの備忘録でもある。

冬季うつは、引き続いているけれど、転職と体調は少し離して考えようと思っている。

今の仕事は、去年1年間を通して繁忙期だったと思う。
ひと呼吸つく間も無く次の案件が1年中続いていた。

僕は、転職に関して求めるものは個人としての成長がのぞめることと仕事ボリュームと待遇面が可能な限り一致していること。

45歳で大したキャリアも経験も重ねて来ていないので、出世がしたいと言うのは外して考えている。
もちろん、責任ある職につけるならば、相応の努力をする。

2時間の面談が終わり、帰宅の電車内。

結論から言えば、今は転職をしないことになった。

それは、僕の中にある2つの両極端な考えが共存しているからだ。

僕は、あらかたのことが済めば虚無の世界、つまり死と言う選択肢と家族と共に幸せに生きると言う選択肢を持って生きている。

それらは、天秤の両側に置かれていて僕の中でバランスしている。

どちらかの選択肢を取ると言うことが、実際にあり得る。
片方に生への執着があり、片方には死の救済がある。

相談者は、死と言う選択肢は無いと前置きした上で僕の中にある相反する生と死について否定はしないと。

ただ生きる意欲に満ちて、仕事で自分の生きる意味を見出したい時に転職のことを考えようと言うことになった。

僕の中に生と死が同居する限りは、ブレーキとアクセルを両方踏んでいるような状態だから今、仕事を変えても同じようにこの仕事で良かったのかと自問するだろうと。

確かに。

僕は、今回の面談で自分の中に相反する生と死がバランスしていることに初めて気づいた。

妻と子どもと一緒に生きたいと同じくらいに死への準備も欠かしていない。

転職するにしても今じゃない。

ストレスもほぼ無い状況ならば、今の仕事を割り切ってすれば良いのだと。
割り切って事務職に転職ができる能力があるならば、今の環境でも充分やっていけると。

相談者は、僕が幸せであることが相談者にとっても幸せなのだと。

そして、虚無、死と言う選択肢は、相談者には無いのだけれど、2面が共存するのならばそれは否定できないと。

生へ僕が振り切った時にやりたいことや人生を賭して世界へ貢献できることを一緒に探しましょうと。

それで今回の転職相談は、終わった。

ストレスを手放して、相談しにきてくださいと。
ペットボトルに入った飲み物を手に持っている状態が、ストレスを感じ続けている状態。
僕も含め多くの人が、ペットボトルを離さないで何日も持ち続けている。
まず、手を離しましょうと。
そして相談しましょう。

今日のことは、また日を改めて書き残しておこうと思います。

相談できる人がいる。
感謝しかありません。

本日は、重い内容もありましたが読んでいただきありがとうございます。

写真は、西日差す街角。

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