役割で仕事をするということ。

《役職は縦軸、役割は横軸》
〜役割にも明確に給与を与える会社でありたい〜

お疲れ様です!
毎月一本は書くと決めた先々月。
危うく3月にして記録が途絶えるところでしたわ。笑

人間はすーぐに断念する生き物なのでこわいこわい。
でも、僕の中でなんとか今月中に1本書こうと思えるきっかけは、1月に立てた、

今年に達成したい10の目標。

そのうちの1つが毎月1本書いて考えをアウトプットする。ということなんですが、この簡単そうで出来ない事が、目標を具体化して可視化すると割と出来るものなんですねぇ。

というのも、社用の携帯の待受は、紛れもなく自身の手によって書いた手書きの10の目標のスクショなので、1日に数回はその画面をまじまじみるわけではないんですが、目標の紙がチラつくわけですね。笑

やらなきゃなぁ、やらなきゃなぁ、と思いながら日々の業務を言い訳にリスケを繰り返す日々。そして、こうして月末に書いているというわけです。

別にいいんです。夏休みの宿題だって、9/1に終わったよって言って持っていけばいいんですから。
やったのに忘れちゃいましたぁ。って言ってる人よりはマシだと思います。
(本当にやったのかどうかはその人のみぞ知るところ)

さて、とっても大事なことは。

今月も無事に書けました報告で終わってはいけない。ということ笑笑
本題に入ります。



仕事をしている以上、
多くの人が高みを目指したいものだと思います。
諸々事情や状況があるので、《高み》というものは人それぞれ違うものではありますが、

生きている以上
働いている以上
人間である以上

今よりも高みを目指していきたいと思うのは自然の摂理なのかなと。
そして私個人としても仕事だけでなく、人生において高みは目指し続けたいし、目指すべきだと思っています。

仕事で高み、と言えば、わかりやすいのは

《役職》がつくこと。

役職とは例えば、、、

代表取締役社長
専務取締役、常務取締役
部長、次長、課長、係長、主任

などのことです。
ちなみにサザエさんに出てくるマスオさんとクレヨンしんちゃんの野原ひろしは係長設定ですね。

飲食業においての役職のセオリーでいうと、

スタッフ
トレーナー
チーフ
副店長、店長
エリアマネージャー
スーパーバイザー

などが想像つきやすいでしょうか。

出世する。昇進する。と聞いた時に浮かぶワードは上記のようなものかなと思います。

もちろん誰しもが出世する為だけに働いているわけではないけれど、《高み》を目指す上でわかりやすい指標としてあるのは確かです。

もちろん、いつも頑張っている人はいつかは高みを目指していれば出世出来るかもしれない。
でも役職とは、時に自分だけの頑張りで与えてもらえるものでも、掴み取れるものでもありません。

新しい役職が出来ない
上のポジションが空かない

などなど。

自分の頑張りなんてものは当たり前。

何かの苗を育てる事に例えれば、
それは土の状態。

どんなに良い種を蒔いても、
良い肥料を与えても、
元の土が良くなければ元も子もない話。

そしてそれは逆も同じで。

どんなに良い土に仕上がっていても、

育てたい野菜の季節に合ってなかった。
良い種を見つけられなかった。
良い肥料を見つけられなかった。
自分の畑が他の野菜でいっぱいいっぱいで、本当に育てたい野菜を育てる隙間がなかった。

仕事、役職での話とリンクしてくるなぁと思うのは僕だけでしょうか。

つまり、自分の力は十分でも、タイミングが合わないこともあるし、自分の力量が少し足りないタイミングで目指している役職が空いてしまったり。

役職だけに目を向けてしまうと、どうしても事業フェーズに振り回されてしまうものです。
(もちろん組織に属している以上そのフェーズに振り回されるのは前提での話ですが)

僕は役職とは同じくらい、若しくはそれ以上に、《役割》という言葉が大切だと感じています。

そもそも役職とは、会社の組織内における役割や職務を表す呼び方という意味合いがあり、

直訳すれば、役職=役割のようなものなのですが、私個人的な見解としては、若干ニュアンスが異なると思っています。

役職がつけば、それに伴ってある程度デフォルトの役割がつきます。

店長業務遂行
アルバイト教育
発注管理 etc

僕が大事にしている役割は、このデフォルトの役割を超えた役割のことです。

そしてそれが、

1店舗での役割に留まるか。
事業部に対しての役を生んでいるのか。


特別な事情を除いて、


この店舗じゃないと私の力は発揮されない。 

他の店舗では私はやっていけない。

そう思う人は、その店舗での役割遂行に留まっているという証拠だと思います。
(もちろん、その1店舗で役割を遂行することはめちゃくちゃ大切なので、マイナスなことでは全くありません。)

ファーストステップは、
店舗にとって自分の役割は何か。
果たす役目はなんなのか。
まずはここを確固たるものにすること。

では、

この組織全体、この事業全体にとって自分の役割はなんなのか。
果たすべく役目はなんなのか。

パッと答えられるものはありますか?

僕は役職と役割という言葉を聞いた時、何となく縦軸と横軸を思い浮かべました。

役職は縦軸
役割は横軸

どちらがすごいとか、どちらが偉いとか。
きっとそんな言葉で片付けるものではないと思っています。


月商500万の店舗の店長
月商1000万の店舗の店長
どちらがすごいですか。
どちらが偉いですか。

月商1000万の店舗の店長
店舗における商品開発を任されている人
どちらがすごいですか。
どちらが偉いですか。


別にもともと比べたり考えたりしたこともない人もいるかもしれないし、考えたくはないけど少し考えた事がある人もいるかもしれないですよね。

僕からしたら、どちらもすごいし偉いです。

そしてそれは、自分の役職と役割を理解し、組織の中で100%以上の役割を果たそうとしているからすごくて偉いです。

役職も大事だけど役割も大事。

タテ×ヨコ

役職×役割で、自身の面積が決まっていきます。

役職ばかり求めても、横に長さが広がらなければ縦長になるばかりで面積はさほど広がらない。

逆に言えば、なかなかタイミングやきっかけが合わなくて、縦の長さを伸ばせなかったとしても、横の長さ《役割》に目を向けて、自分の役割を広げ、深め、徹底することで、着実に総面積は大きくなっていきます。

そして、タイミングやきっかけがバチっとハマり、役職が付いた際には、


面積は2倍、3倍へと広がっていきます。


役割ってなんやねん。と思う方もいるかもしれません。
役割のルーツは、

自身の強みはどんなことか。
自身の強みでどんなことに寄与できるか。

これに尽きます。

例えば、マネージャーという同じ役職であっても、

複数店舗の体制を管理するのが得意な人
1店舗を短期間でV字回復させるのが得意な人
全体の数値や費用面の管理、企画が得意な人

それぞれ得意な事が異なり、違った役割を持つこともあります。

役職だけで全てを同じ役割にくくるのではなく、役職と役割は別軸であることを理解することで、他のメンバーのことを意識しつつも、自分のやるべきことが明確になっているということです。


僕は、僕たちはそうやって10年間。
ここまでやってきたつもりです。

そしてこれからもそのつもりです。


役職を目指す上で、自分の役割は何かを理解し、その役割が店舗メンバー、他店舗社員、本部メンバーにも共通認識で伝わっている。

その役割を広げることで、自分の価値はより深みを増していく。

《役職》とは時に一過性、一時のものでもあります。

でも、

《役割》は今日あって明日急に消えることはありません。

メンバー1人1人が自分の役割をもって全う出来れば、どこにも負けないブランドになる。


初めて、本当の意味で、

うちは人が資本の会社です。

そう胸を張って言えるようになりたい。


そのためにも、僕は役職だけでなく、役割に給与を払えるようにしたいと思っています。

そうすれば、個人個人が役割を模索し、一人一人の価値をもっと見出せるはず。

やっぱり働かせてもらってるって思うだけよりも、自分がこの会社の身体の一部だって思える方が絶対に面白い!!

1人でも多くのメンバーがそう思えるよう、僕もまた自分の役職と役割を全うしていきます。


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