小さな越境体験、無限に広がる学び
今年見た最も美しい光景でした。
遡ること6月29日(木)、アメリカのビーバートン市から高校生20名が御殿場西高校を訪問しました。
御殿場市の姉妹都市であるビーバートン市とのこうしたリアル交流は、なんと4年ぶり。
こんな素敵な機会を逃してなるものかと、訪問を即決で受け入れさせていただきました。
とはいえ、リアルな国際交流経験の乏しい生徒たち。
英語でコミュニケーション取れるかな、会話盛り上がるのかな、日本人同士で固まっちゃうのかなとか心配な点も多々ありましたが、そんな心配はそもそも意味のないものでした。
とても良い感じでした!
英語が使える、思いが伝わる、何千キロと離れたところから来た人と、今この瞬間この場所で出会っている!
生徒のみんな、めっちゃ良い顔するじゃん!
学校紹介も、校内ツアー、授業紹介、部活動体験、いろいろありましたが、今回のイベントのコーディネートから、実際の運営まで、生徒たちが自分達で作ってくれました。
感動して涙する教員も。それは感情入りすぎ!と思いましたが、それほど良い光景でした。
なんだか、僕ら教員の役割ってなんだろうって改めて考える機会になりました。どれだけ教科書を教えても、受験対策を講じても、この場で学べるものに比べたら、非常にちっぽけなんだと。
生徒たちが、「伝えたい!」「近づきたい!」「関わりたい!」「思いを共有したい!」となる瞬間や場をデザインすることが、教員の役割だと思いました。
小さな越境体験、枠を外すことから広がる学び。
今年、僕が見た最も素晴らしい光景でした。
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