中小企業診断士 1次試験勉強法 〜企業経営理論〜
日本で唯一の局アナ中小企業診断士合格者・神原隆秀です。
令和3年度の試験に1次試験、2次試験ともにストレート合格できました。
1次試験の勉強をはじめたのは令和3年の5月から。
1次試験の勉強期間は4ヶ月ちょっとです。
そして試験後に自己採点をした結果、1次試験突破が判明!
急いで2次試験の勉強・・・2次試験の勉強期間は2ヶ月ちょっとでした。
それでも1発ストレート合格ができたのは
「勉強のやり方がよかった」これにつきると思います。
もちろんこれだけの期間で全ての科目単体で合格はとれませんでしたが、
あくまで短期間でギリギリ突破するのが目的。
自分がとれた点数は
経済76 財務64 企業65 運営72 法務48 情報60 中小50 合計435点での1次試験突破です。
「大して点取れていないじゃん!」と思う方もいるかもしれませんが、科目合格がなかなか取れない人や、1次試験が突破できない方が多数いることも事実です。そういう方に向けて、何かやり方のヒントにならないかと自分の勉強法をそれぞれの科目ごとにお伝えします。
この勉強法では
・1次試験の勉強期間、約4ヶ月で何をしたのか
・それを踏まえて、今もう一度受けるなら何を改善するか
同一人物の「成功体験」と「反省点」をセットにして書いています。
学習への1番の不安である「この道で本当に良いのか!?」を
少しでも取り除けると思っています。
企業経営理論 実際の勉強内容
メインのテキストで使用したのはこちらです。
初学者でも、独学でもバッチリわかるというTACのテキスト。
「企業経営理論」という、一体なんだ・・・?という分野に関して、一つずつ丁寧にわかりやすく解説してくれています。
企業経営理論は言葉に対しての慣れが必要になってくる科目だと思います。
「市場浸透戦略」とか「規模の経済」とか「PPM」とか・・・
初学者は1つ1つが「え!?」となるような科目ですが、難しいことを言っているわけではないので一つずつ理解していけば大丈夫です。
ちなみに、1次試験の科目の中では1番勉強していて楽しい科目だとも思います!
「あー!なんか会社で言っていたあれってこれだったのかぁ!」
「あー!中小企業診断士の勉強をしている気がするー!!!」
となるのは、この企業経営理論だと思います。
(まぁ実際には、中小企業診断士っぽい勉強は2次試験なんですけど。笑)
一通り理解したのちに問題集へ突入しますが
おそらくこちらの問題集はほとんど解けなくて、心が折れそうになると思います。笑
準拠だよね!?!?
と何度も疑いました。笑
ただ、不思議と1度間違えながら問題を解き、理解が不十分な点を確認しながら復習をして、そしてまた問題に臨むと「覚えている」わけではなく、問題が解けるようになっています。このあたりが「言葉の慣れ」だと思うんですよね。
そして過去問へ。
年度ごとに時間を測って、プリントアウトもして問題を解いていきます。
高得点とまではいかなくても「あれ?まぁまぁ採れるぞ」という感覚はあるかもしれません。
全く歯が立たないという感覚でなければ大丈夫です。もし全く歯が立たないという状況ならば、最初に戻って言葉理解の精度を高めた方が良いと思います。選択肢の文章もややこしいことがあるのですが、問題は基本的には1問1答を少し複雑にしているだけ。言葉の理解を高め、意味を反射的に答えられるぐらいになってくると選択肢を読んでもすぐに答えがわかると思います。(結果的に、途中退席です)
これは確実!というものを解いていけば合格点は超えますので安心してください。
もう一度受けるなら・・・
ここまで書いておいてですが・・・もう一度受験をするならば上記のようなやり方ではやりません。
まずメインテキストはこちらを使うでしょう。
TBCのテキストです。
1次試験を突破するだけならば、TACのテキストでも問題ないと思います。
しかし上記のTACテキストの問題点は、それぞれの知識が結びつかないことです。
2次試験では様々な知識を階層的に使う部分などがあるのですが、その知識をどうやって使ったら良いのか、TACのテキストではわからないと思います。さらに理解度もだいぶ足りません。
1次試験のみを合格レベルにするのならば、早さ的にもTACのテキストで十分です。ただ、2次試験を見据えて勉強するのであれば、TACのテキストより時間はかかりますが、TBCのこのテキストで、特に2次も出題される範囲に関してはしっかりと勉強をした方が良いと思います。
また、補助教材としてこちらを使います。
戦略論について初学者にとてもわかりやすく解説してあり、テキストで補えなかった流れや全体像について理解が深まります。
まさに痒い所に手が届くような本です。
実際に自分が読んだのは1次試験の2日間が終わって、翌朝に結果が出るまでの間に、来年の1次試験に向けて戦略を考える中で出会って読んだ本です。(実際には翌朝、採点したら1次試験突破していました)
読んでいる中で「あー!!そういうことだったのね!!」というシーンが何度もありました。頭の中を整理する上ではとてもわかりやすい本です。
もう一度受けるならばこの2冊で企業経営理論は突破すると思います。
その他の記事情報です。
1次試験その他の科目勉強法です。
勉強全般に関する記事です。
ちなみに2次試験も同じような切り口で書いていますのでご興味のある方はこちらもご覧になってください。この短期間でストレート合格できた体験を知っておけば勉強の効率がアップすることは間違いないでしょう。
コーヒーたった2杯分で合格がぐっと近づくと思います。
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