Fラン大学生に伝えたいことがあるって話。

はじめに

ご挨拶


こんにちは。今回もご一読いただきましてありがとうございます。
TakahitoYです。
今回はFラン大学に通うすべての大学生、そしてレンジを広げて志望校に残念ながら合格ができずに別の進路を歩み始めた方々に向けて語りたいお話です。

アウトライン


アウトラインとしては
①Fラン大学に通うことのメリットとデメリット。何があるのか。
②実践的な形でのFランク大学での行動の仕方。
④まとめ
の構成で論じていきたいと考えています。
それでは行ってみましょう。

①Fラン大学に通うことのメリットとデメリット。

(1)Fランク大学に通うことと卒業後のメリット

・大学学部課程卒業(bachelor)の資格をもらえる。
まずはじめにこのメリットは非常に大きいと思います。
この資格を取得するだけで新卒カードの使用範囲は広がる上修士課程(master)の進学するための要件を付帯されますので進学・就職の幅が広がります。
仮に高校卒業であった場合、この選択肢をいただくには困難を極める可能性が非常に高く、まさに茨の道とも言えるでしょう。その上でこのメリットはかなりのアドバンテージだとも言えます。
・モラトリアム期間の延長
社会に出るまでの準備期間とも言えるモラトリアム期間、これをお金で買うことのできるのは相当大きいかと思います。しかもやりようによっては国や行政、私企業から※支援金をもらえる可能性も高いのでその面でメリットと言えるでしょう。
※(奨学金のこと)
・人間関係の半径が広がる。
人間関係が広がるのもメリットの一つでしょう。人間関係が広がるということ。それは新しい機会やチャンスが流れてくる確率がグッと上がります。そうすると自分にとって無形の財が蓄積されやすいとも言えますからこのメリットはお金では買うことができにくいメリットだと思います。

次はデメリットに目を向けてみましょう。

(2)Fランク大学に通うことと卒業後のデメリット

・就職活動において不利に働きやすい
悲しい現実ですがこのデメリットが受験生や在学生一番の懸念点だと思います。実際日系大手(所謂JTC等)では学歴フィルターが存在します。
それにおける将来の見通しの不安定性や不透明性に不安を抱く方が多いかと思います。その現実こそがFランク大学の関係者にネガティブなイメージと自己イメージの低下につながっているのだと感じています。
・レベルの低いと思われかねない学生が多く教育と人材の質の担保の不安定性
実際に講義を受けている最中に肌感覚で感じる不安だと思います。
そのような人材だらけの中ですと人間はそこまで強いわけではありませんので環境に適合化していきます。これは人間として、というか動物としてごくごくありふれた自然な反応です。その環境下で成績トップを維持し続けている上澄の1割の学生の方は本当に尊敬に値すると思います。ですが母集団の中で有名大学や国公立大学と比較してそのような学生は本当に少ないです。その学生をそのような環境下で見出せた方はとても幸せなことだとぜひ感じていただき、その方を含めた交友関係を広めて行っていただきたいと切に願います。
・給付型奨学金(scholarship)を受ける機会の少なさ
中には薄々感じておられる方もいらっしゃるかと存じますがFランク大学には奨学金が体感でほぼ貸与型がかなりの割合を占めるかと思います。つまりもらえるではなく借金型の奨学金しかありません。これでは学生が受験してこないとなっても不思議ではありませんしだからと言って堅実に学業に専念するわけでもなくパチンコ代やスロット代に消えてゆく始末だったりもするので企業としても給付型の指定校にしたくないとなったとしても不思議ではないと思います。ですがこのJASSO等の貸与型奨学金出会ったとしても一部学業成績優秀や高難度の国家資格合格を担保として返済免除に漕ぎ着けることも可能なタイプもございますので貸与型を給付型に転換させたい学生の方(おそらくほとんどだと思います。)はとにかくスキマ時間を学業を優先させてみることもいいのかなって思います。

メリット・デメリットのまとめ

ここまでメリットデメリットを書き連ねてきましたがメリット以上に将来の先行投資といった観点からデメリットの負担はかなり大きいと考えられます。

では続きまして、もしもこの記事を読んでいる画面の向こう側のあなたがFランク大学に入学した、もしくは入学していた際の実践的な立ち回りと行動の仕方を学部時代の私の経験等をフィードバックにしながら考察していきたいと思います。

②実践的な形でのFランク大学での行動の仕方。

①Fラン大学生が持つべきマインドセット

まずはFランク大学に通う学生にぜひ持ってほしいマインドとその理由について解説していきます。
それは「僕は/私はFランク大学生である。」という自覚を持つこと。です。
急に不意打ちかつさぞ不快な心持ちになるかと思います。ですがこれが一歩目としては大切で、今の自分をフラットに評価できる俯瞰視点こそが行動するための材料になりうるのです。いわば指針です。
ビジネスの現場において課題解決のためには置かれたリソースと課題の現状分析が必要で次から次へと絶え間なくやってくる仮説と検証の連続によって新たな解決策はある日突然生まれるものです。ですから自分は「Fランク大学生であるといった自覚」を恐れないでほしいと思います。

次に必要なマインドセットはその瞬間瞬間の自分の選択した行動パターンは現コミュニティにおいてマイノリティであるかどうか。またそれによって得られた体験は将来への先行投資になりうるのかどうか。この2点を振り返る作業を気がついたタイミングでもいいです。それを脳内だけでも我が身を振り返る意識づけだけは習慣化させるぞと思うことです。
これについて説明すると今の置かれた環境において選択した行動は他の人。例えば友達やサークルの先輩なら「この行動を取るかな?」そして「その行動は将来に役に立つのかな?」ここを自分に問いかけることを気が向いたタイミングでいいのでやってみてほしいです。この視点を習慣化できると「長いものに巻かれろ思考」から脱却しやすくなります。この思考の怖いところは「みんながやっている。」「みんな一緒。」これが習慣化してしまうわけですね。ともすると経営者の目線に立ってみると「意志のないロボット」、または「替えの効く。金くれおもちゃ」に映ると思います。そうすると心にガタがきてある日心病んで療養に入ると休みが明けたと思えば追い出し部屋に左遷なんてことも起こる会社はザラにあります。このマインドセットはFラン大学関係なく全ての大学生に実践してほしいマインドです。

次はこれを踏まえた上でFランク大学での過ごし方と行動の仕方についてみていきましょう。

②所属先の大学の学生と仲良くなってもいい。だが遊びの時間に全てを奪われてはいけない

「Fランク大学で友達は作るな論。」時たまネットメディア等で見かけるかと思います。ですがボッチというのは学内でやはり浮いてしまいますし精神衛生上マイナスな側面しかありませんし折角好意を持って接してくれる相手なのだから無碍にすることは後々後悔しかねないので友達になるのは僕個人の目線で言ったらめちゃくちゃありです。但し、大学生である以上メインは勉強と研究です。いわばそれは仕事です。ですので遊びの時間が1日の大半を占めたり仕事である学びに支障が出るような真似は社会人になることを見越してもあまりいいものではないので程々に付き合うことが大切です。
腹八分目ってよく言いますもんね。

③1日30分でいいのでスキルを伸ばすタイプの勉強をしよう

これはつまり語学学習やプログラミング、資格試験等です。
30分でいいです。やりましょう。いきなり2時間やると意気込むとガス欠起こしがちになるので30分は必ずやる。できない集中できないなら1ページ読んだらそれでOKにしましょう。勉強は本来辛いものではありません。楽しんでやるものです。なぜなら全ての体験って、学びだと思いませんか?
ディズニーランドへ行く体験も、学びといえば学びになりませんか。
そう考えたら机で頭でっかちになることは勉強ではなく修行そのものですよね。修行僧ではなく学生になりましょう。

④就活ではアグレッシブに大手や都心部のインターンシップに参加しよう。

就活で「学歴フィルターが…」と怯えて構えてしまって大手や都心部のインターン参加に尻込みしてしまっている画面の向こうのあなた。
インターンシップの場面で人気の大手の自由参加型に応募したまたま枠があって参加できたとします。周囲は有名私立や国公立上がり。
でもそこであなたが臆することなく意見交換ができたとしますね。
一般的にいい大学と呼ばれるところの学生と名も無き無名大学のあなた。あなたの方が意見が評価され、誉められたとする。
最後に評価されるのはなんと後者の無名大学の子だった。パターンもあります。足りないのは自信だけ。負けん気も必要。
AK-69のIronHorseのような心意気で武者震いさせながら"地方馬がダービーを制"して見せましょうね。
※余談ですが"地方馬がダービーを制す"は私の座右の銘です。

ここで評価されると非公開オファーが届きますし「無名大学の子だけどこの子面白いから取ってみようか。」なんてなろうもんならあなたの勝ちです。
この「無名大学の子なのに…」ってギャップが非常に重要で面接官にギャップ萌えさせるんです。そんじょそこらの東大生以上の大物として評価されたりもありうるのでアグレッシブさがあると人生何とかなります。

③まとめ

いかがでしたでしょうか。
実はこの内容自体はかなり普遍的な内容で簡潔にいうと"自分次第"なんですよね。これは老若男女に当てはまるかと思います。心の持ちようもそうですが何と言っても人生のルート選択にショートカットキーはない。ということです。
また上記では記載しませんでしたが30分だけでも頑張る時間を自分へのギフトだと思うとやる気出ますよね?このギフトはその日その日のご褒美として自分に与えてあげると次のステージに行くときに海外の大学院や国立の研究所とタッグを組むイベントにつながっていたり、今の自分では到底考えもつかない未知の領域に押し上げてくれたりすることもあります。というか全員そうだと信じています。それを押し上げてくれたのは4年前や10年前の自分自身他ならないのだと思います。
だからこそ、今の現状で自分を切り捨てる真似は、苦しいと思うから少しだけ、優しくなってみてもいいんじゃないのかなって思います。

話はそれましたが自分のことを一度の失敗で見捨てないで、あと何十回もチャンスを与えてあげたらきっと、いいことあるよ。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回のNoteで。
TakahitoY





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