勝手に縄文式♪ 勝手にマコモに注目♪

はい。皆さま、ごきげんよう。縄文式情報発信局 局長のひろこんぶです。

「縄文式情報発信局」が最初に食いついたのが「マコモ」。ご存知ですか?マコモ。ここ最近、私の周りでは急に認知度アップな感じがしておりますが、一般的にみると「なにそれ?」の人の方が圧倒的に多いんだろうなぁ。あ、「マコモダケ」はわかる人が増えたかも? 最近スーパーでも売っているらしいし。

この緑の葉っぱに挟まった白い子がマコモダケね。

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マコモ。漢字で書くと真菰。ひらがなだと「まこも」(←わかるわ!)。川とか池とか沼とか、水のある場所に生えるイネ科の多年草です。英語にすると「vegetable wild rice」(へぇ〜)、学術名は「Zizania latifolia Turcz.」「ジザニア」と読むらしい(へぇ〜 ←書きながら感心している音)・・・と、コトバンクさんが教えてくれました。

真菰にもいろんな種類があるらしく、お米(ワイルドライス)になる品種と、成長過程で黒穂菌(くろぼきん)が付着して、マコモダケが育つものがあるんだそうです。なんでも根っこが巨大化したものがマコモダケだそうで、しかもマコモダケのタケはたけのこの「筍」!(へぇ〜、へぇ〜)

するってぇと、たけのこも菌が関係しているのか??? ・・・と調べてみると、・・・といってもWikiを見ただけだけど、・・・おおおおっ! たけのこもイネ科だったのか!!(知らなかったぁ) 菌が付着してたけのこができるのかどうかはわからなかったけど、イネ科だと知っただけでも満足っす。

ちなみに、ワイルドライスはアメリカン・インデアンの主食だったとかで、このあたりも実に興味深いのだけど、まだ全然よくわかりません。そのうち調べてみたいと思います。

さてさて、なぜ私が急に「マコモ」に食いついたのかというと、理由はこの2つ。

理由その1:真菰の種子が縄文時代の遺跡から発掘された!!

マコモは縄文だったのかーーー!!

以前から、「縄文土器にお米(モミ)がくっついていた!!」というセンセーショナルなニュースは知っておりました。それによって稲作&米文化は弥生時代から始まった説が気持ち良いほどに覆され、その時は一人密かに「ふっふっふっふっ♪」と、なぜか勝ち誇ったようにほくそ笑んだものでしたが、振り返ればその時はただ「お米だ」としか考えず、自動的に今のお米を自動的にイメージしていたのだと思います。

しかーし! マコモを知った今、そのお米は「真菰のお米」だったのではないか?!? マコモと縄文! なんと広がる壮大なロマン! そしてなぜかしっくりくる親和性。わーーー、そうかーーー、縄文かーーーー・・・・・♪♪♪♪
このときのひろこんぶが、どれほどよろこんぶだったことか!(笑)


理由その2:出雲大社のしめ縄は、真菰でできている

出雲大社って、そうです。あの出雲大社です。島根県出雲市に鎮座する出雲大社。正式には「いずものおおやしろ」というのだそうですが、出雲大社といえば、思い浮かべるのは、あの巨大なしめ縄ですよね。

私、こう見えて(どうみえて)神社仏閣もだいぶ好きなので、その件に関してはまたどこかでお話したいと思いますが、出雲大社はとても好きな神社のひとつ。なんとはなしにふと「あー、出雲大社行きたいなぁ〜・・・・」と思うような神社です。なんかしらんが好き♪

そうだ写真を・・・と思い、撮った写真もいっぱいあるはずなのですが、見つけるのが面倒くさいので、とりあえずPhotoACさんのお世話になりました。マコモダケの写真ともどもありがとうございます。

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これこれ。これが真菰なのかーーー(しみじみ)。
あー、写真見たら、行きたくなっちゃった。

出雲大社では毎年6月1日に、古くから伝わる真菰の神事「凉殿祭(すずみどののまつり)」が執り行われているのだそうです。聞いた話によりますと、神様は真菰の上にしか降り立つことができないとのこと。なので、このお祭りでは青青とした真菰を道にまき、神様をお迎えした神職の方々は、この真菰の上をお歩きになるのだとか。このようなお祭りがあること自体、マコモと出会う前にはちーーーとも知りませんでしたが、知ってしまったからには見てみたい!!

しかしながらここ2年、お祭りは粛々と行われたものの、一般人は参加できなかったとか。来年は行けるかな〜。行けるといいなぁ〜。切に願おう。祈ろう。

その願いを込めて、出雲大社さんのページ貼っておきます (-人-)


ね。縄文と出雲。麻の伊勢と真菰の出雲。それだけでもなんかしらんが高まる私。
でも、もっと高まることが、この夏、あったのです!!


つながっちゃった! 地元の神社の茅の輪が真菰だった!!


さてさて、縄文式情報発信局は埼玉県の越谷市にあるのですが、地元には「久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)」という由緒正しい神社があります。久伊豆は「クイズ」とも読めるので、クイズ好きな人に人気がある・・・なんて話も聞いたことがあります。

出たり入ったりはあるものの、越谷で暮らして、のべにすると20年以上。しかも久伊豆神社のすぐ近くの高校にも通っていたというのに、茅の輪が真菰だったなんて、本当に、本氣で、まったく、ちーーーーーーとも知りませんでした。つか、茅の輪の材料が何かなんてことまで、ふつー、思い至りませんよね。見た目藁っぽいから「ああ、藁だな」と思うだけ。縄文土器から出てきた米を「ああ、お米だな」と思うのと一緒です。

茅の輪(ちのわ)というのは「夏越の大祓」が近くなると、突如神社に現れる大きな輪っかのこと。これをくぐると、半年の罪穢れが祓われると言われているので、ここ2年は万象繰り合わせて、6月末の夏越と大晦日の大祓には参加しております。

さてさて、私がマコモに出会ったのが2021年の3月14日。世間でいうところのホワイトデーですな。あ、それから植物の真菰は漢字の「真菰」、それ以外のマコモというか、一般名称はカタカナの「マコモ」で表記しますね。一応分けといた方が、あとでわかりやすいので。

出会いについて語り出すと、またとんでもなく長くなるので別の機会にしますが、マコモを知った後に参加した今年の6月の夏越の大祓は、もう格別でした。

ちなみにちょっとだけ話しておくと、3月にマコモと出会ってからマコモを飲むようなり、5月には真菰を庭の隅っことベランダで育てるようになり、6月にはマコモ風呂をはじめ、10月にはマコモダケをものすごくたくさん食し、さらにはマコモの本家本元の地を訪れ・・・と、一気にマコモ色が濃厚になっていくのですが、その話もまた追々ね。オイオイ。

話を元に戻しましょう。久伊豆神社の夏越の大祓は、結構厳かなもので、神職の方々を先頭に参加者全員がずらっと一列になり、和歌を口ずさみながら茅の輪を3回くぐるのです。他の神社の夏越の大祓もいくつか経験しておりますが、このようなスタイルのものは、今のところ久伊豆神社だけです。

で。大祓の神事が終わったあと、茅の輪を解体して、真菰を持って帰るのです。そんなことしてくれるのも生まれて初めての経験。もし、これを読んで、「自分もやったことがある!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

今年参加した時の様子です。
夏越の大祓 in 久伊豆神社 2021/06/30 photoひろこんぶ

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これが真菰でできて茅の輪です。立派でしょ〜。

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1回目 「みな月の なごしの祓ひ する人は 千年の命 のぶというなり」を歌いながら左廻りに

2回目 「思う事 みなつきねとて 麻の葉を きりにきりても 祓いつるかな」を歌いながら右廻りに

3回目 「蘇民将来 蘇民将来 ・・・」を繰り返し唱えながら左廻りに

そして拝殿に入って、大祓の祝詞を全員で奏上します。

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神事が終わったあとは、このように茅の輪が惜しげもなく振る舞われます。
もちろんたくさんいただきました(-人-)

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お見事! 綺麗に輪っかのみに。

ねー。なんかしらんけど、すごいでしょー。越谷の人は、ずっと古くから真菰のことを知っていたんですね。 

それにしても、なんなんだろう、マコモ。・・・すごーい歴史がありそうだし、神聖なもののようだし、そんでもってめちゃめちゃカラダにも良いっていうし・・・。 うーん、氣になるなるなる・・・。

ということで、俄然マコモ熱が急上昇中、マコモに夢中中な情報発信局なのでした。

 

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