【軽貨物】16話。初心。大富豪に貰ったアドバイスを思い出す話。

僕は軽貨物の仕事を始めて、3年目。

始めたきっかけは、お金が無くなって、転職を考えている時に、久しぶりに会った友達のお父さんのアドバイスで始めた。

このお父さんが大富豪。
そんじょそこらの大富豪ではない。
誰でも知っているような、一族の家系。

軽貨物を始める前、始めた後も、ちょこちょこ連絡をとりながら相談に乗って貰ったり、アドバイスを貰っていた。

その時のアドバイスを思い出す為にも書こう。

まず、お金を稼ぎなさい。
勉強もロクにしてきていないお前に残されているのは、丈夫な身体。身体を鍛えるついでにお金を稼ぎなさい。

この大富豪もその昔、先輩から買ったトラックで古紙回収をはじめて、お金を貯めて、起業した。敷布団の中に、稼いだお金を貯めていたらしい。つまり、一族の力を使わずに自力でやっている。

次に、家族を大切にしなさい。
以外だった。
頑張ってお金を稼いで、それを全て奥さんに渡しなさい。
なぜ自分で稼いだお金を全部渡さなければいけないのか？そんな事を考えたこともなかった。

世の中の旦那さんは、少ないお小遣いでやりくりしている。切り詰めて頑張っている。
僕の友達はお小遣いではキツイからと、タバコを辞めた友達もたくさんいた。
そんな話ではない。
お小遣いはない。
仕事で必要なお金くらいしか持っていかない。
最低限でやっている。

奥さんも働いているなら、毎月入金される額が多くなればなるほど、明らかに稼ぎが多くなれば、周りの人と比べて自分の旦那が稼いでいることが分かってくる。
ここからが重要で、その上で全て渡せと。
そして、全て任せてしまえと。
外で頑張って仕事をして、お金を稼いで、全て渡して、全て任せてたうえで、なるべくお金を残して貯蓄に回してもらえと。

そうすると、奥さんは自分の子供に、お前のことを良く伝えるようになる。
すると、子供はお前のことを尊敬するようになる。だから、家族が円満になるんだと。

なるほど。理にかなっている。
我が家はお陰様で円満です。
感謝をしています。

本当は今でも相談したいことは山ほどあるし、単純に2人で話をしている時間が楽しくて、どの昔話も面白く、興味深かった。
とにかく貴重で僕にとっていい時間だった。

また、明日からも頑張ります。

つづく