おべんとう　16

『はたらきたい』

私と夫は、以前同じ銀行に勤めていました。
ふたりで同時に銀行をやめて、1年間、宮崎で暮らしていました。
食べて、寝て、サーフィンして、映画観て・・・
ほとんど働いていない時期に、夫が読んでいた本は「はたらきたい。」だったなぁ。

仕事
１ 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。
２ 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
３ したこと。行動の結果。業績。

職業
生計を維持するために、人が日常従事する仕事。生業。職。

労働
からだを使って働くこと。特に、収入を得る目的で、からだや知能を使って働くこと。

わたしの考える「仕事」とは、誰かが、うれしい、たのしい、おもしろい、おいしい、気持ちいいなどと感じるような働きかけをすること。あるいは、誰かのカラダやココロの痛みやキズを軽減させること。

要は、人にとってのプラスを増やすことと、人にとってのマイナスを減らすこと。

例えば、
軽快にお誕生日をお祝いすること、滞った部分をマッサージすること、沈んでいる相手にココアを入れること、取れてしまったボタンを縫い付けること、心が落ち着く店をいつでも開けていること、50年間ものあいだ海を掃除し続けること。

わたしにとって「仕事」という言葉には、生計や収入の要素は含まれていません。
ただし、いい仕事をするには生きていなければいけないので、生計を立てなければいけないし、収入（というより利益）があった方がいい仕事をするための幅は広がると思う。

私はパタゴニアという会社が好きです。パタゴニア創業者であるイヴォン・シュイナードの著書「社員をサーフィンに行かせよう」。これを読むだけでは、きっとパタゴニアを理解できるわけではないけれど、こんなビジネスも存在しているということに勇気をもらえます。

「仕事」と「生計・収入」は別物と考えてはいるけれど、どうせなら仕事で収入を得たいなぁ。そして、なるべく仕事を継続していきたい。

わたしにはたいした資本もないし、わたしたち人間というのはたったの100年しか生きられない。
その小さく短い間で、ありのままの自分を使って、どんな仕事ができるのだろうか。これならできそうだということが浮かんだり消えたり。いまはそのアイディアを蓄えたり、ちょこっとやってみたりしているところです。

今朝もいいこと思いついたよ。
どうやったら実現できるかな〜

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2019/8/29のおべんとうメニュー
●ジャスミンライス
●鶏のターメリック風味焼き
●甘長とうがらしのトルティーヤ
●茄子のクミンソテー
●そうめんかぼちゃ
●枝豆

なぜ、おべんとう仕事を始めたのか・・・

お弁当の評判がまあまあいい
しんどい仕事をする人が、仕事中に少しでも元気が出たらいいなぁ
市役所、病院、学校の先生とか
だとするとイベントだけでなくて継続的にやった方がいい
とはいえ、フォーのお店だから週に1回くらいかな
月～金で働いているひとは、きっと木曜日が一番しんどいから、木曜日にしよう
仕事するひとに時間を合わせて取りに来い、というのはちょっと違うやろ
運んで届けよっと
楽しんでもらうにはもちろん週替わりで季節感のあるものを
スパイスとか知らないものへの好奇心も出たらおもしろいなあ

わたしとしても、
フォーばっかりじゃなくなるから飽きないだろうな
いろんなおかずが作れておもしろいな
予約注文だから、数が決まっているし、無駄に作ったり捨てたりしなくていいな
ずっと店を開けていなくて済むから、時間ができるな

というような気持ちの経緯で始めたお弁当。

結果、わたしにとってとてもいい仕事だったのはもちろん、利益も生んだよ。

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みんなでいい仕事がしたいです。
何々したいという欲深さこそ人間らしさなのかね～

次回の更新は9/26(土)を予定。
無理しないようにしたら、置いていかれちゃってるから、ちょっと無理をしよう。