十勝でwwoofした話 その1 天体エネルギー
どうも。
明日は満月🌕ですね。
高橋農園では、数日前から野菜類の種まきをせっせとしてました。
上手く芽吹きますよーに。
ところで、「月と農業」という本をご存知でしょうか?
その本によると、南米の方のお百姓さんは満月前後に種まきをする習慣があるそうです。
なんでも新月に種まきしようものなら、笑いものだそうな。
不思議ですね。
僕は国内外で数軒のファームステイをしたことがあるのですが、初めてのファームステイ先に選んだのは、北海道十勝のとある農場でした。
その農場では僕にとっては目からウロコな考え方との出会いの連続で、すごく刺激的な日々でしてた。
今日はそこでの経験を少し書きたいと思いす。
↑4年前の自分。若いなぁ笑
2016年8月から、僕はwwoofを活用して、暮らしのヒントを得るべくファームステイをしていきました。
その記念すべき最初のファームステイ先が、北海道十勝のとある農場。
その農園ではルドルフ・シュタイナーが提唱したバイオダイナミック農法を採用していました。
僕「シュタイナー?誰ですかそれ?バイオダイナミック?それで美味しい野菜作ってるんですか?」
という具合に、そこで初めてシュタイナーの思想と出会う訳です。
そのバイオダイナミック農法の特徴の一つは、その日その日の天体の動きに合わせて、農作業をしていくことだそうなんですが、まずそれを聞いた時点では僕の脳内は「???」だらけでした。
種まきカレンダーと言われる、暦に合わせて農作業していくんです。
その不可解な種まきカレンダーに何が書いてあるのかと言うと、
何時から何時は葉菜類の時間。
何時から何時は根菜類の時間。
みたいなのが、日ごとに書いてあるんです。
ですから、「明日の午前中は根の時間だから、wwooferさんは人参の間引き作業をお願いね。」なんて会話が日常的に飛び交うのです。
もう、what's!?の連続でしたが、指示に従い先輩wwooferと共に農作業に励みました。
そんなシュタイナーど素人を見兼ねてか、奥さんが1冊の本を勧めてくれました。
それが、「マリア・トゥーンの天体エネルギー栽培法」
その本を読んでいくと、不可解だった種まきカレンダーの謎が徐々に解けていくんですね。
その本にはまず、太陽以外の天体エネルギーが地球には無数に降り注いでいて、地球上の動植物はその影響を受けている。という前提から話は始まります。
「え!そうなの!?」というレベルの自分
地球に影響を及ぼす天体なんて、太陽とオマケに月みたいなもんだと思っていた僕には、理解の範囲を超えた内容でしたが、太陽と月、その他12星座の動きが、地球にも影響しているという。
面白い考え方だと思って、ペラペラと読み切りました。
その農場の次に訪れた有機野菜農家さんに、その話をすると、「まぁ、地球は宇宙と繋がってるからね。」と普通に言うんですよね。
「あれ、天体エネルギーの概念って意外と常識だったの??」
その後に読んだ本、「月と農業」では、月が太陽から離れた位置(満月)の時、地球には外側への引力が作用し、地球上の水分は外側へ引っ張られる。とか。
満月の光は、太陽の光と比べ物にならないほど、柔らかく地表深くまで届く。とか。
そんな事が徐々に腑に落ちていきました。そのきっかけになったのが、バイオダイナミック農法と種まきカレンダー。
それ以来、月の動きくらいは意識して農作業するようにしています。
その後に訪れる数々の農場で、徐々に分かっていくんですが、農法はその農家の暮らしにも密接にリンクしているんですね。
だから、農法や暮らし、その他様々なことがほぼ無料で体験できるwwoofは当時の僕にとって最高のツールとなりました。
「農の手法や考え方って色々あるんだなぁ。。。っていうか農法って生き方そのもの?」
そんなところから、暮らしや生き方のヒントを探る旅が続きます。
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今日も読んでくれてありがとうございました。
夏の十勝で見た星空は、それまでに見たどんな星空よりも、鮮明で美しく、自分も宇宙の一部だということがはっきりと理解できました。
UFOや宇宙人の存在を信じるかどうかじゃなく、地球は、自分は、間違いなく宇宙の一部。
宇宙は、現代人が思っているよりずっと身近な場所なのかもしれません。
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