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Learn better 読書感想

学習を学習する。という禅問答みたいなフレーズを思いついてしまいますが、とてもよい本だったということで、本の内容と感想を紹介したいと思います。
この本は、ABDのイベントで取り上げて、参加人数の関係で最後まで読み上げたので、その共有になります。

どんな本

学習活動において、体系的なアプローチについて、具体例を出しながら、研究結果を分かりやすく書いた本です。
学習っていうと、小学校~高校生くらいまでに教科書で学んだことをイメージするかもしれませんが、もうちょっと学習の範囲は広くて、バスケットボールにうまくなる(習熟)なんてのも範囲に入っています。

体系的なアプローチの手順

①価値を見出す
②目標を設定する
③能力を伸ばす
④発展させる
⑤関係づける
⑥再考する
というアプローチをとったらうまくいくとあります。
①~②のあたりが、知覚していっている段階、③~④が理解していく段階、⑤~⑥が発展させている段階というイメージです。

ほとんどの学校や大学は中世で時間がとまっている。
本書で書いてあることをまとめてしまうと、上の6段階だけのことですが、それだけを表層的になぞると意味がありません。
少し、思い起こせば中学校~高校の学習でそうだったなぁと思った部分があったので書いていきます。

思い起こせば

中学~高校と、進学校にいたので、少し人とは違う学習環境だったなぁと、思い起こせます。
ほとんど、受験勉強という勉強期間を持たずにに、数学のセンター試験で100点満点を目指せる環境にいたのです。(実際は何問か間違えるのですが)
特徴として、この本に書かれていること実践されてた。というのが2点あります。
1点目が、小テストが有用というところです。毎日宿題でプリント1枚(設問が大問5つくらい?)の提出がありました。本書の中でも、小テストの有効性がたびたび出てくるのですが、まさに実践されていました。
他にも、英語の単語テストなどたびたび小テストがあった記憶があります。
2点目が、分散学習です。数学は数1A以降は2周しましたし、英語も文法をあらかた中学で終えながら、もう一周した感覚があります。同じようなことを繰り返すことで認知度も深まっていくことは本書でも書いてあります。

実践に向けて

本を読んで理解しても、ふーんという思いでいる自分もいます。
是非、この本を読んだ人と話してみたいと思いました。
また、本に書いてあるように、「人は忘れるから」というのはその通りだと思いますので、もう一度時間を空けて読み返してみたいと思います。
その時に新たな発見があるかな、というのを楽しみにしております。

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