見出し画像

2021

ふっと短く吐いた息は、きちんと白い姿になって、そして直ぐに消える。
東京の冬もしっかり冷え込んできて、僕の生きる日々もすっかり2021年になった。

去年一時期どハマりして、またしばらく飲まなかったドリップコーヒーを、思い出したようにまた飲む。
バリカンで頭のサイドを刈る。
パンには生クリームやチョコクリームを塗る。
中学生の頃にラジカセ2台で多重録音したカセットテープをコンポから流してゾッとする。
床に寝転がりながら身体を捻ったり何だりして、ストレッチのような、そうじゃないような、訳の分からない慣れない事をしたりする。
そうやって2021年はじっくりと過ぎてくる。

2020年で体感した時間のうねりや速さを忘れないようにしながら今年は過ごそう。
出来ることを増やそう。

とにかく今は何よりも先ず自分を労る。
そして次に自分以外の誰かを気遣う。
そうやって今年はまた少しずつ進む。

ちょっと気持ちが向いた時に、サポートしてもらえたら、ちょっと嬉しい。 でも本当は、すごく嬉しい。