見出し画像

非営利組織の経営を考える ③(深掘りLIVE #12 文字起こし記事)

割引あり

金曜日の夜9時です。今日は11月の17日ですね。キャンパスFM6214のメンバー限定ライブです。深堀ライブ、今日は12回目になります。
「非営利組織の経営を考える」の3回目ですね。 これまで非営利組織の経営について、(その1)(その2)とお話ししてきました。

基本的には、ピーター・ドラッカーの『非営利組織の経営』という本を見ていくということなんですけれども、私なりに解説していくということなんですが。特に大学経営、学校法人の経営ということを意識してこの本を読んでいくという形になります。

そこでは私の学長としての、実際に大学経営の現場に、非営利組織の経営の現場に関わってきた経験も絡めながら、あるいは踏まえながら、ドラッカーが書いた『非営利組織の経営』について考えるということになります。

1回目では、非営利組織というのは企業とは違う、営利組織とは違うんだということですね。 そのポイントについて全体として見たのが、(その1)でした。

そして(その2)では、そういったこともちょっと振り返りながら、特に「学校法人の経営と運営」を念頭に置きながら、特に非営利組織の特質ですね。 特にリーダーシップの話に関して、少しお話ししたところまで行ったんですね。それからあとはミッションを考え抜くことの重要性とかね、といった話もしたところです。

非営利組織はイノベーションをつねに必要とする

今日は、特にイノベーションの話ですね。 「イノベーションを成功させなきゃいけない」と、「体系的にイノベーションを行う体制を整えなきゃいけない」と、そして「イノベーションの機会を追求する仕組みを作っておかなきゃいけない」と、こういうことをドラッカーは言うんですね。

しかもそういった体制を作り上げるには、リーダーが先頭に立たなければならないという言い方をするんですね。 日常活動もしながらイノベーションのための意思決定と行動ができるようにしておくにはどうしたらいいのか、という問題の立て方をして、最初に重要なことは機会。機会、チャンスですね。


なにを機会、チャンスとしてつかむのか

機会が見えるようにしなきゃいけない。チャンスあるいはオポチュニティですね。機会が見えるようにしなきゃいけない。機会を見えるようにする仕組みにしなきゃいけない。これ結構わかりにくいと思うんですけどね。 要するにそれが機会、チャンスだということが、見える人と見えない人がいるんでね。何をチャンスとして掴むかということなんですよね。

ここから先は

7,618字
この記事のみ ¥ 200〜

おだちんちょうだい!頑張って書いたよ! お駄賃文化を復活させよう! ODACHINを国際語に! オダチン文化がSNSを救う! よいと思ったらサポートをお願いします!