日本の私立大学の運営と経営を考える ①(深掘りLIVE #3 文字起こし記事)
8月25日の午後9時5分になりました。深掘りライブの日ですね。金曜日9時ということで、今日は第4金曜日ですので深掘りライブの日ですね。 深掘りライブの3回目になります。
テーマを何にしようか悩んだんですけれども、オンラインサロンに私学関係者が多いので、「日本の私立大学の運営と経営を考える(その1)」ということで、お話ししようと思います。
「日本の私立大学」と一括りにできないほど、日本の私立大学というのはいろんな大学がありますし、運営形態も多様ですのであんまり一般化できないんですけれども。それなりにいろんな私学を見てきた。2つの私立大学で、理事会含めて運営に関わってきた立場、名古屋の大学は1つの法人の中に3つ大学があったので、そういう意味では3つの大学を間近で見てきたこともあります。
他にも、いろんなつながりがあるんですよね。 私がいたのは真宗大谷系の大学だったので、その学校連合というのがあって、数は少ないですけれども、そこに集まっている私立大学の運営とかもある程度、垣間見てきたということもあります。
あとは大学評価員という、いわゆる認証評価の評価員ですね。私がやったのは高等教育評価機構の方ですけど、そちらで評価員を4回ぐらいやったかな。うち3回、団長を務めさせてもらって、他の私立大学の内情についても結構深く立ち入った状況をいくつか見てきた。芸術系が多かったんですけどね。いくつか見てきたという経験もある。
あとは、学長、理事長レベルっていろんなレベルでの全国的なつながりもそうですし、私が属してたのは私立大学協会ですけど、いろんな交流の場、あるいは研修の場というのもたくさんあったので、そういうところでいろんな理事長、学長とも話をしてきた。
やっぱりある程度共通する問題があるわけです。
そんなところで感じた日本の私立大学の、特にこれから少子化が進んでいくので、そんな中で私学の運営とか経営っていうのは難しい時代に入ってきてて。 うまくいってるとこはいいんですね。経営の体制、運営の体制もしっかりしてるし、それなりにネームバリューもあるし、実績もあるし、中身もある。ちゃんとした私立大学って言ったら変ですけどね。そこはいいんですが、そうでもないところの方が多いんですね。
日本の私学は数からいえば、そうじゃないところが多いので、だから一部の有名私立大学を除くと、結構共通した問題があるんじゃないかと思うんですよね。
理事会周りの話と、あるいは理事会と教員、職員、学生、保護者、同窓会などとの関係。 あとは私立大学っていうのは、大学だけを持っている法人っていうのはむしろ少なくて、幼稚園を持っていたり、あるいは中学校や高校、高校を持ってるパターンが一番多いんですけどね。中学校も持ってたり、小学校も持ってるところはまだ少ないわけですけどね。
そんな中で、やっぱりある程度共通している部分があるので、その辺の話をね、少し深掘りしていこうかなと思います。 到底1回では済まないので、今回はその1として、ある程度概略というか、どの辺に問題があるのかを、あくまでも私の体験に基づいてお話していこうと。
逆に言えば、私の知らない私学もたくさんありますので、特に大規模な私学、私立大学協会じゃなくて私立大学連盟のほうに属しているような大学は、またちょっと違った実情なんですよね。 私がよく知っているのは小規模の地方の私学ですので、むしろそちらに近い、そちらのほうに関連する話のほうが多いのかなと思います。
前置きが長くなりましたけど、この辺りはこういった音声でもお話していきたい。あんまり文字にしきれない部分もあるのでね、そうしていきたいと思います。 文字の記事もこの間、1つ書かせていただきました。
大学の運営と経営に責任を持っている理事会は必ずしも多くない
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