王様とうぐいす一妻の詩(119)
『王様とうぐいす』
祖母にせがんで
何度も何度も
読んでもらった
お話です
ある時
王様の可愛がっていたうぐいすが
いなくなってしまいました
王様はそれを悲しみ
病に伏してしまうのです
家来達は必死で探すのですが
うぐいすは見つかりません
そこで
金色に輝くうぐいすをつくるのです
金色のうぐいすが啼いても
王様の病気は一向によくなりません
ある日
どこからともなく
うぐいすの声
本物のうぐいすが返ってきたのです
その声に王様は喜び
病気は回復するのでした
幼い私の心は
このお話に聴き入りました
毎夜毎夜
くり返し
聴きたいお話でした
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