四則和算を授業で学んだ小学生の感想

 千葉県の小学校教師(髙橋塾塾生)からnote拙稿で何度も取り上げ、髙橋塾でも講演していただいた東大大学院の光吉俊二特任教授の「四則和算」を2月15日に6年生の授業で実践した報告が送られてきた。同報告によれば、「四則和算」について「理解できた](19,1%)、「なんとなく理解できた」(70,2%)、「ほとんど理解できなかった」(8,5%)、「理解できなかった」(2,2%)で、47人中なので、全く理解できなかったのは支援を要する児童1人であった。
 また、「四則和算を学んで、これからどんな世界にしていきたいと感じましたか?」という質問に対しては、以下の回答が寄せられた。
○平和な世界
○平和で明るく、一人一人の価値観を大切にしていける世界にしていきたい
○みんなの個性は違うけど世界には色々な共通点があることを知ってもらい
 たい
○優しい世界
○「命の階段」をつけなくても良い世界
○幼い子供たちが多くのかけ算等を覚えてほしい
○デジタルもアナログも均等に使えばいいと思った
○多様性を尊重した世界
○規則にとらわれないような世界にしていきたい
○世界で共通しているものはなにかと聞かれたときに、みんなが幸せに暮ら
 していることと答えられるような世界にしたい
○それぞれがどっちがいいと決められる世界がいい
○これから国民全員が四則和算を知っているようにしたい
○平和な世界にしていきたい
○数学がない世界
○みんな平等で、人の表裏ではなく、本質を見て過ごしていきたい

 また、授業の感想は以下の通りである。

○動画が面白いしわかりやすかった
○あり・なしだけじゃなく、ありよりのなしとかなしよりのありがあるんだ
 とわかりました
○鬼や桃太郎と言えば一人一人の意見や価値観が違うから面白いし、毎日が
 退屈に感じないんだなと思いました。一人一人の思いを出す事によって良
 い世界ができていくんだろうなと思いました。そこで納得しなかったんな
 らその思いを言わなければその人はそのまま心に不満を持ち正義と正義の
 ぶつかりあいになってしまうんじゃないのかなと思いました。これをさせ
 ないために意見を言いあい納得できるような結末にしなければならないん
 だろうなと思いました。平和な世界って言えるようになるのはいつなんで
 しょうかね
○世界は一つ
四則和算は、理数的なものではなく道徳的な心構えだと感じました
○自分たちが望む理想の世界をしっかりできるようにしていきたい
○四則和算は世界で様々な人々が学びたい授業ってのがわかりました
○デジタルもアナログもどちらも必要だと思った
○難しいと思ったけどこんな考えもありだなと思いました
○改めて共通点について考えることができました
○新しい法則が出てきて面白かったです
○四則和算はとても面白く、良かったです
○四則和算はちょっと難しかったけど、なんとなく分かった
○頑張って理解したい
○まず、四則和算を作った人がすごいなと思いました
○わり算では何個かに分けたうちの1つ分の数しか求められず、しかも全て同
 じ量で分けられていると仮定されたうえでの計算方法です。でも、切り算
 や動算を使うことで、仮定ということにとらわれず答を出すことができる
 ので、いいと思いました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?