新生一妻の詩(100)

なんて 大きな 蝶々なのでしょう
黒に青の模様の綺麗な羽
こんなに 私の近くを
私の体の周りを
暑い七月の大気の中で
楽しそうに いつまでも 舞っている
まるで 護っているよと 歌っているかのよう

あなたは
今の姿になる前は
体中に毛を纏い
チクリと刺して
他のものを避け
そうして 自分を守っていたのでしょうか
這って見える世界しか知らなかった あなた

その頃
あなたは 想像していましたか
いつの日か 自由に羽ばたき
そこから見える世界は
もっと もっと広いことを

さあ 私も
すべての纏を
綺麗に洗い流して
あなたのように舞ってみましょうか

纏を清める力が
本物の我と
我を生かす力にあることを信じて
高き蒼空を仰いで
スーッと 新しい世界へ

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