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amayadorinote
はじめての部屋は外明かりをうけてつめたいベッドにすがって眠る/77%
2022年3月30日(水)の23時部屋の題「眠」の短歌。
「はじめての部屋」とは、入居したての部屋のことだろう。マンションやアパートの一室が想像しやすい。
引っ越しをしてすぐの一人暮らしによくある場景。カーテンをまだ買っていないので、月明かりや街灯の光が部屋に入ってくる夜。
春の夜の空気も窓を通って来る。すると、室内も、当然ベッドも「つめたい」。毛布か、場所によっては羽毛布団か、それにすがるようにして眠る。
新しい場所での淋しさと不安、喜びと期待。それらも抱え込んで、まだ生活に必要な物が充分に揃っていない部屋ではじめて過ごす夜。
消灯までの生活は、外側からは丸見えである。室内からは夜の戸外はよく見えていない。眠るまでのそんな生活の様子も見えてきた。
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