設計に関する48章『も』目的忘れた高価な設計

設計に関する48章
『も』目的忘れた高価な設計
副題:最高の機能を最低のコストで
飛行機のB29の話しにあるように、キャビン内圧をどうキープするか、アメリカは多少の漏れは容認し補給して与圧した。
日本は漏れ無しを目指した。
飛行機が飛ぶ高さの空というのは気圧が低いのです。気圧とは、空気の重さによってはたらく圧力です。上空に行けば行くほど地上より飛行機の上にある空気が少なくなるので、気圧が小さくなります。また、気圧は横や下からなど、あらゆる方向からはたらきます。
 人は気圧が低すぎると呼吸ができなくなるため、飛行機には機内の気圧を高くするシステムが備わっています。それが与圧システムです。
与圧システムは、エンジンで圧縮した空気を取り入れることで機内の気圧を高めています。また、取り込んだ空気によって気圧が上がりすぎないようにアウトフローバルブ(圧力調整弁)というところで空気を逃がし、圧力を調整します。
要するに、それは、何の為に必要なのか、
それを満足するための方策はどんな方法があるのかを、構想時点で洗い出し、最高の機能を最低のコストで成立させるためにを検討すべきである。その為には、世の中にどんな技術があるのか、それは高価なのか、安価なのか、製作の難易度はどうか、生産技術が設備改善すれば可能なのか、はたまた、設備投資してでもやる価値があるのかを検討する。
軽量化ブームなら、ハイテン材の採用、溶接技術の確立、座屈を考えるなら断面形状の最適化、その断面のベンダー精度はなど、色々な検討が必要である。
それでも、やる事で競合に対して優位性を確保出来るなら、先行開発的に部門を跨いで、開発すべきだと思う。
技術革新出来ない会社になってはダメ。
開発は製品開発してなんぼだと思う。

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