見出し画像

LDBって何をやっている会社?弊社のコアとなる「業界特性を活かした与信システム」について簡単にご紹介します!

こんにちは、ランドデータバンク管理部高橋です。

弊社はさまざまなデータの収集分析を行い、「業界特化の与信システム」の開発や、第一弾サービスとして建設業向けの金融サービスの提供をしているAIスタートアップです。

今日は、弊社のコアとなる取り組みを、簡単にご紹介します!お客様や関係パートナーの皆様、応募を考えてくださっている方の参考になればうれしいです!

【会社紹介】
社名:株式会社ランドデータバンク
設立:2019年7月
本社:港区新橋
社員:約30名(エンジニア等インターン含む)
URL:https://www.ldb.co.jp/

1.背景① ~金融事業者は中小企業の与信判断が難しい~

中小企業120万社

現在、日本全国には約161万の会社があります。その中でいわゆる中小企業と呼ばれる会社は160万社、従業員20名以下の小規模企業は120万社あります。

現状、これらの中小企業は大企業と比べて金融サービスを受けにくい状況にあります。その理由の一つに「金融サービス事業者にとって、中小企業に対する与信が難しい」ことが挙げられます。

金融機関による中小企業への与信課題

一般的に、金融サービス事業者では、決算情報などの財務情報を中心に与信を行っています。

ただし、中小企業の場合「与信情報の量が少なく、与信判断ができない」ことや、個別対応による与信審査となり、「与信判断に時間がかかる」「与信金額が少ない場合はコストパフォーマンスが悪い」などの課題があります。

また、中小企業では決算が年に一回(大企業は4半期決算が多い)であることも多く、「年一回の決算以後のリアルタイム情報(与信判断を行う時点の最新の与信情報)がとりにくい」という課題もあります。

一方、中小企業側にも金融サービスが受けにくくなる理由があります。

2.背景② ~中小企業側も与信判断を受ける負担が大きい~

中小企業側の課題1

中小企業が金融サービス提供を受ける場合、金融事業者に対し、月次の試算表や資金繰り表などの会計資料の提出を求められることが一般的です。経理専任者が不在の企業も多く、そういった企業ではこのような会計資料の作成の負担は小さくありません。

また中小企業では、すぐに金融サービスを受けたいケースがありますが、サービス提供まで数か月単位で時間がかかることもあります。また、金利が高くなってしまうケースもあります。

中小企業側から見ると、上記のような課題があり、金融サービスの利用自体を断念してしまうケースもあります。

3.ランドデータバンクの取り組み~AI/機械学習を使って、業界のさまざまなデータを分析

ランドデータバンクでは、さまざまなデータを活用した機械学習による与信システムを構築することで、金融事業者や中小企業双方の与信課題を解決できるのではないかと考え、2019年の設立以来、独自の与信システムの開発に取り組んできました。このような機械学習による与信システム構築の取り組みはBtoCの領域では増えてきていますが、BtoBの領域ではあまり例がないものと考えています。

データで与信

特に弊社では、「業界ごとに特有のデータがある。これらの中で与信活用できるデータがあるのでは」という点に着目し、従来与信判断に使われていなかった業界特有のデータも組み合わせ、与信システムの開発を行っています。

第一弾として建設業に特化した与信システムの開発を進めてきました。2020年9月より一部を商用化し、2022年度中に本商用化の予定です。

(補足)
※現在、独自の与信システム構築のための5つの技術について特許申請中(プレスリリース:https://www.ldb.co.jp/news/2375/
※建設業向けの与信システムを組み込んだ弊社第一弾サービス「建設業向け工事代金の立替・決済サービス」については別記事で紹介予定!

4.現場から~データアナリシス部の取り組み

これらの与信システムの開発の中心は、機械学習や統計などのデータサイエンスの専⾨家が集まる「データアナリシス部」と開発経験豊富なメンバーが集まった「システム開発部」です。

特に機械学習による与信モデル作成に関わる「データアナリシス部」では現在5名のメンバーが中心となって開発を進めています(2022年1月)。各メンバーが知恵を出し合い時には苦労しながら業務を⾏っています。

画像4

画像5

機械学習で大事なのが、「学習データの用意」です。弊社では建設業の様々なデータを様々な方法で取得してきました。会社設立以来、この「データ取得ノウハウ」を蓄積してきたこともランドデータバンクの強みの一つです。

また、今後は建設業特化の与信システムの開発で培ったノウハウをもとに、建設業界以外の第2、第3の業界への展開を企画しています。

さいごに

いかがだったでしょうか。簡単ではありますが、ランドデータバンクが何をしている会社なのかを紹介させていただきました。

現在ご提供している建設業向けサービスの詳細や、建設業界特化の与信システムで使っているデータの取得から活用までの詳細もご説明したかったのですが、また別の機会にご紹介させてください。

今後ともランドデータバンクをよろしくお願いします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?