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9月1日の日記に書いたこと

#8月31日の夜に

このハッシュタグで思い出したから書いてみる。

10年ぐらい前かな。

片付けをしていて、高校生の頃の日記帳が出てきた。

ノートの半分ぐらいで終わってたけど(笑)

何気なくめくってみて、9月1日の日記に目が止まった。

『クラス全員の顔と名前が一致した。合ってた。あーー良かったーーー!』

ちょっと笑ってしまった。この『良かったーーー!』の安堵感が、当時感じたそのままの熱量で、一気に蘇ってきた。



その日記はもう手放したけど、今でもその時の感覚は思い出せる。

人の顔と名前を覚えるのが苦手だったのね。

よくあるアドバイス『顔の特徴をメモして、名前と紐付けて覚えればいいんだよ!』

→目線を合わせるのが苦手で、そんなにじっくりと観察できない。

→そもそも顔の特徴を認識するのが苦手(ブラッドピッドなどの著名人が相貌失認をカミングアウトしたって話を聞いて、自分にもその傾向があるのかなと思った)

→口頭でやり取りしただけのことを覚えるのも苦手で、自己紹介しても一度や二度で覚えられない。聞こえた音を脳内で文字にして(視覚化して)記憶するのが楽なんだけど、その時のバグで、中山さんor山中さんみたいな覚え間違いがよくある。



あのころの君へ。

大丈夫。

そこは全然変わんないよ、基本的にはね。

人見知りでなかなか人に興味を持てなくて覚えられなくて。

自分がどう見られてるかってことについ意識が向いてしまう。

自分の考えや感じ方に捕らわれて閉じこもってしまう。

そんな自分のまんま、大人やってるよ。

それで人に怒られたり迷惑かけたり悲しませたり…

君が恐れてたことも起こってる。

でも君の日記を見て笑えるぐらいには、

強くしなやかに育ってるし、楽しいこともある。

名前と顔の記憶があやふやなまま、ドキドキしながら話してた人とも、じっくり時間かけて仲良くなってる。

この人の考え方真似したいな、もっと話しを聞きたいって思える人と出会えてる。

社交的に見えて、実は自分と似たようなこと感じてる人も結構多いってことも知った。

コンプレックスのひとつだった内向的な性質にも、活かし方があるってことも教わった。



いまの君には、どこぞのオトナの説教臭い、キレイゴトにしか思えないかもしれないけどね。

うん。今でも半分はそう思いながら書いてる。


頑張って繋いでくれて、ありがとね。

また、気が向いたらこうやって、お節介なキレイゴト押し付けにくるよ(笑)

受け取ってもらえないのは分かってるから(笑)とりあえず聞くだけ聞いといて。


んじゃまたね。




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