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地盤改良工事

こんにちは!
大分県に住み、
樹の家こころ舎(工務店)で
住宅アドバイザーとして働いている髙橋です・・!
住宅会社で働くなかで日々感じること、
お家づくりをしている方にお伝えしたいこと、
また、現在進行中の自宅のお家づくりについて
発信していきたいと思っています。


地盤改良工事とは、
建物を建てるにあたって、
その土地の地盤が弱い場合、
沈んでしまったり
建物が傾いたりしてしまう可能性があるので
建物を支えられるように、
地盤を改良する工事の事を言います。


では、地盤改良工事とは何をするのでしょうか。
今回は工事の内容について書いていきたいと思います。




地盤改良工事の種類


一般的に地盤改良工事は3種類あります。

・表層改良
・柱状改良
・鋼管杭改良


表層改良が一番安価で、
鋼管杭改良がもっとも高価な改良工事になります。


だったら表層改良が良いじゃん!と
思うかもしれませんが、僕もそう思います。

しかし、表層改良では
建物を支えられるだけの補強が出来ないから
他の改良工事があるわけです。

簡単にそれぞれの工事内容について説明をしますね。



表層改良工事


表層改良工事は、
地盤調査をした際に
弱かったポイント付近の土を掘って
砕石バック(砕石を転圧して固めた袋)や、
シートを何層にも敷き詰めることで
地盤を補強していきます。

イメージとしては、
面で支えるイメージです。


この後で説明をする2つの改良工事は
どちらかというと点で支える感じです。

分かりますかね・・?笑


語彙力がなく申し訳ないです。。


表層改良は、
他の改良工事に比べて安価な工事です。


いつも地盤調査の結果が出るまで
ドキドキしているのですが、


万が一地盤改良工事があった場合、


頼むから表層改良であってくれぇぇえええ!!!!!


と心からお祈りしております。
それだけ金額が違います。。


気持ちとしては
2回合格発表を待っている感覚です。

1回目が地盤改良があるかどうか。
2回目は表層改良工事でいけるかどうか。


そもそも地盤改良工事が無いのが
一番なんですけどね。。




柱状改良工事


柱状改良工事は、
表層改良工事では補強が出来ないほど、
地盤が弱かったときに行います。


弱かったポイントにコンクリートや
砕石を敷き詰めた柱のようなものを
何本も埋めてそれぞれの点で建物を支えるイメージです。


めちゃくちゃざっくり言うと、
電柱を建物の下に何本も埋めてそれぞれの点で
支えていくような感じです。


これでも建物を支えられない場合、
最後の砦として鋼管杭改良があります。




鋼管杭改良工事


鋼管杭改良工事は基本的に柱状改良工事と
施工方法はほとんど同じです。

違うのは埋めるものをコンクリートや砕石から
鋼管杭に変えるという点です。


要はより強いものを埋めて、
建物を支えるということです。


出来ればこれはやりたくないですね。
御見積りを見るのも怖いです。


ざっと地盤改良工事の種類について書いていきましたが、
ここで注意点があります。


今はあまり聞きませんが、
セメント改良工事を行う場合は注意をして下さい。


セメントと土を混ぜた際に、
六価クロムという発がん性物質が発生する恐れがあります。


これはアスベストと並ぶ二大発がん性物質です。
これは本当に怖いです。
だからわざわざセメントを使った
改良工事をする必要はないのですが、
知らないうちに使われていた・・!
なんてことを避けるためには
自分自身で知識を付けることも必要です。


発がん性物質がもし発生してしまうと、
周囲の方にも迷惑をかけてしまいます。


お金がもったいないから
地盤改良工事なんてしなくて良い!


という方はそもそも居ないかもしれませんが、
工事の内容をしっかり知っておくと、
ご自身のお家がどのように支えられているのか
分かるので面白いかもしれませんね・・!





最後まで読んで頂き、
ありがとうございました!!



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