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初心、忘るべからず(世阿弥元清)

初心 忘るべからず(世阿弥元清)

 私が50代の頃、京大を受けて成績開示をしてSNSで結果を公開したのは生徒の方の不安を取り除くためでした。保護者の方に安心してもらい、集客につなげるためでした。ところが、英語が8割超えである成績表を公開したら「おまえは、えらっそうに英検1級講師と威張っているが2割も間違えて恥ずかしくないのか!」
 と、ブラックメールをいただきました。

 英語で8割とは、医学部も合格できる全受験生でトップクラスということなんです。でも、一般の人はそういう事実を知らない。数学は7割で、これは京大合格者の平均点レベルなんです。全受験生の最高点は(年度による変動はありますが)8割程度。つまり、模試で全国1位をとる子でも8割正解が限界なんです。

 英語講師だから当然ですが、私の答案は京大受験生のトップランクでした。

 予備校・塾講師で、このレベルにいる講師は全国でも数人しかいません。京大医学部を卒業して、予備校講師になる奇特な人は滅多にいませんから。だから、毎年英作文の添削を求めて私の塾に京大受験生から添削依頼が舞い込む(通信生)。10年連続で京大に合格し、そのうち4名は医学部医学科合格です。

 ときどき、見たこともない問題を持ち込んで
「塾講師のくせに、こんな問題に答えられないのか!講師は失格だ!」
 と、誹謗中傷をされる方もみえる。でもね、世の中に難関大学の数学のどんな難問も瞬時に解ける講師などいません。

 ウソだと思うのなら、学校の先生、塾の先生、家庭教師の先生などで試して下さい。試すまでもなく、そんな先生はいませんから。それでも、東大、京大、阪大、名大や国立大学医学部に合格してますから。

 初心 忘るべからず(世阿弥元清)

「初心忘るべからず」という言葉は、日本の能楽の大成者である世阿弥(ぜあみ)によって述べられたものです。この言葉の意味は、「初心の心を忘れてはならない」ということです。

   具体的には、世阿弥が言った「初心」は、最初に学び始めた時の純粋な気持ちや、学びや成長に対する熱意、謙虚さを指します。この心を持ち続けることが、どんなに技術が上達しても、どんなに経験を積んでも、重要であると説いています。  

   つまり、初心を持ち続けることで、常に学び続け、成長し続ける姿勢を保つことができるという教えです。

この言葉は、能楽に限らず、あらゆる分野や人生の様々な局面で通じる普遍的な教えとなっています。

   常に学び続けている講師に出会ったら、マシな講師と思った方が現実的です。

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