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激安居酒屋に思うこと

気を抜いてたら直近の更新が10日前でした。
Facebookの方での投稿は600日ほど続けられているのですが、やはり難しいもんですね。

今日は飲食店の料金に関してです。

▼近所の超コスパ店

家の近くに、立ち飲みの居酒屋さんがあります。

売りは、片付けとかオーダーがセルフサービスの代わりに、ちゃんと美味しくてコスパがとても良いことです。

先日、久しぶりに行ってからというもの、頻繁に伺ってます。

ただ、これってどうなんだろうなとも考えてしまうこともあり。

安いというのは、本当に良いことなのだろうかと。

▼激烈に安い

初回で頼んだのは、こちら。

・生ビールジョッキ
・小松菜のナムル
・牛塩煮込み
・納豆オムレツ

以上四品で、950円でした。

それぞれが少なかったり美味しくなかったりだったかと言うと、そんなことはなく、十分お腹も舌も満足できる内容でした。

場所は駅前の超一等地です。

他のお店だったら、生ビールとお通しで千円近くいくところかと思いますが、この値段はビックリです。

一人でちょろっと飲むぐらいなら、他に選択肢は無いですね。

というわけで、数回通ってしまったわけですが、これって地域経済的にはいかがなものかと。

▼戦いにならない

まず、このお店に行くってことは、他のお店に行く頻度や落とすお金が減るってことです。

値段で勝負していたお店は完敗なので、もっと安くするか、業態転換するかしないと生き残れません。

もし値下げして生き残ったら、店員さんがもらえる給与が下がるのか、料理のクオリティが下がるのか、どちらにしても長い目で見た生き残りの可能性は下がります。

というか、あらゆるビジネスにおいて、値下げってかなり危険な手法なので、コスパで勝負をするってのはやはり悪手ですよね。

また、安く飲めるってことは、それ以上稼ぎを増やさなくても大丈夫となり、結果として全体的な経済力が下がっていきます。

雑に壮大な話しにしてしまいましたが、間違ってはいないかと。

じゃあどこで勝負するかって話しですね。

▼売り物は何か

大方答えは出てると思いますが、飲食店が売っているのは飲食物ではない、ということに更に更に向き合わなくてはならないんだろうなと。

たまに酔っぱらって配信している行きつけのお店がありますが、本件のお店よりもお高いです。(それでも安い)

じゃあ何でその店に行くのかというと、もちろん美味しいというのは大前提でありますが、人と空間にお金を落としているんだと思います。

属人性が高く、再現性が低く、大規模展開は難しく、資本主義におけるビジネスとしては不正解なのかもしれませんが、これからは多分そういうお店が勝つんでしょうね。

先日、バーミヤンに行ったところ、機械が料理を持ってきました。

まだぎこちない動きでしたが、あと数年でファミレスやファストフードには人が必要なくなるんだろうなとか思いました。

面白い世界ですね。

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