グランワルツは進行方向のロープをたぐる感覚で

2012年6月19日
「グランワルツの時、進行方向斜めにまっすぐのびるロープを
たぐったり、引っ張られたり、往復して踊るような感覚を意識せよ」

グランワルツを踊るとき、一つ一つのパをこなすことに注力するあまり、
一連の音楽の中で、あるいは舞台空間の中で動きがどう見えるのかまでは
意識がいかなかった。「グランワルツはそれまでコツコツと個々の動きをレッスンしてきた総まとめになる」ということで、このような全体の動きに対するアドバイスも多かった。

個々のパの出来栄えがそれほどでなくても、動きが一つの直線状になっているだけで、全体から見ると美しく見えるということは想像できる。
シロウトであると、どうしても目の前のパをこなすことだけに集中してしまうが、全体の動きにも意識してみよう。
あくまでバレエは舞台全体を観ているお客様に心地よいものだから。

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