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アチチュードを戻すとき、引っ込めるのでなく、進むイメージで。

2014年10月16日
前アチチュード、ルルベした状態で足を両足ルルベに戻すとき、
上げた脚を「引っ込める」というイメージで元に戻す場合が多いと思う。
それは、外から見たその動作のイメージが引っ込めるように見えるからである。

しかし、このイメージで足をもとに戻すと、前ならば腰が引けてしまう。(赤で描いた図のような感じ)後ろだと腰が落っこちてしまうという事態になりやすく、
「上げる」動作に比較して「下げる」動作を美しく見せるのは、難しい。

そうではなく、逆に下ろした足に体が「進む」というイメージを持ってみよう。
すると「進む」ためには軸足も含めた体を引き上げなくてはならず、
上がった脚をもとに戻すことで、余計に体が引きあがり
「下げる」姿を美しく見せることができる。

バレエの美しさを表現するのに「伸ばすパ」「上げるパ」を見せる人が多いが、
それが美しいのは当たり前である。
逆に「終うパ」「下げるパ」を美しく納められることが踊りとしての完成度を高めることになると思う。この点、日本人的感性だとは思うが。


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